大阪市の橋下徹市長は、自らが率いる政党「日本維新の会」の代表選について、「国会議員も地方議員も、さらに言えば議員の地位を得ていない一般の党員も、みんな1票持って代表選をやることを考えている」と、一般党員も国会議員や地方議員と同様に「1人1票」を投ずることができる規定を党規約に盛り込む意向を明らかにした。橋下市長は、自民党の総裁選で、地方票では過半数を獲得した石破茂氏が国会議員による決選投票で敗れたことを念頭に、「『地方の声を聞かないのであれば、国会議員だけで決めればいいじゃないか』という声が出ている」と指摘した。「代表を選ぶ権限を誰が持つのか、という権力闘争」その上で、一般党員にも1票を持たせる狙いを「狭い、自分たちのムラの中でリーダーを選ばせない。100~200人規模でリーダーを選ぶとなると、その中の人間関係や貸し借りで代表が選ばれてしまう」と説明した。ただし、この制度には党内の議員から反発の声も出ている模様で、橋下市長は「代表を選ぶ権限を誰が持つのか、という権力闘争」「ゆくゆくは、首相公選制につなげていきたい」と話した。
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