2024年 5月 3日 (金)

「うちの子は就職できるの?」 大学で「親の就活説明会」にぎわう

親の時代とは就活環境が違う

   「親の就職説明会」が必要なのは、現代と親が就職活動をしてきた時代との環境が大きく変わってしまったこともある。

   いまの学生の親世代はバブル景気に沸いていたときに就活した人が少なくない。前出の「大手企業でなければダメ」などという親は、いまの学生にいわせれば「浮世離れ」した人なのだ。

   石渡氏は、「いまは昔と違って宿泊費はおろか交通費の支給もありませんし、企業が内定を出してからも旅行気分の研修など、ありません。それどころか、業績が悪化すれば内定取り消しだってあり得ます。精神的にも金銭的にも、親の理解とサポートなしでは厳しいと言わざるを得ません」と話す。

   親のお仕着せや過保護はダメだが、子どもにすべてお任せという無関心もよくない。大学主催の「親の就職説明会」では、親と子の「適切な距離感」を教えているようだ。

1 2
姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中