2024年 5月 19日 (日)

「ネット生保」の競争激化 楽天が参入、ライフネットは新商品と顧客対応力で対抗

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「妊婦にやさしい」サービスを強化

   「ネット生保」の新規参入が増えるなか、ライフネット生命の保有契約件数は15万件を突破。開業5年以内を目標としていたが、半年前倒しでの達成となった。さらに、2年半ぶりの新商品となる医療保険(定期型)「じぶんへの保険プラス」や、医師からの診断書を原則不要にした「給付金請求における請求プロセスの簡素化」などのサービスを、2012年10月に開始した。

   なかでも注目は「特定疾病・部位不担保法による引き受け」。一般に妊婦が保険に加入する際には、過去に帝王切開の経験があったり、妊娠27週目以降になると保険に加入できなかったり、また加入後1年は保障がなかったりと、制限があるケースが少なくない。

   同社ではこれまでも妊娠週数にかかわらず妊婦の加入を引き受けてきたが、新たに帝王切開や子宮筋腫の経験がある女性でも加入できる制度を導入した。いわば、「妊婦にやさしい」サービスを強化したわけだ。

   同社は、若い世代の所得が低くなっている現状に対して「子育て世代の生命保険料を半額にするので、安心して赤ちゃんを産んでほしい」という思いから設立された経緯がある。その思いを具現化。出口治明社長は「わたしどもは保険の原点に立つと同時に、消費者目線に立った商品やサービスを提供したい。そこから、スタートしています」と胸を張る。

   顧客との接点である「コンタクト・センター」のサービスを、平日22時まで(9時から)電話を受けるようにしたのもその一つ。

   そういったサービスへの姿勢が評価され、世界最大のサポートサービス業界団体Help Desk Instituteの日本法人HDIJAPANが授与する「問合せ窓口格付け(コンタクト・センター)」と「サポートポータル(ウェブサイト)格付け」で、同社は損保ジャパンDlY生命とともに三つ星を受賞した。

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