2024年 4月 28日 (日)

日本初の女性首相は誰?J-CASTニュースアンケート  結果「1位」は小池百合子氏だったが…

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   3年3か月ぶりに行われた衆院選は民主惨敗、自民復権により安倍晋三政権が誕生して幕を閉じた。2013年は、さらなる政治の大変革が起きるだろうか。J-CASTニュースでは読者を対象に、「日本初の女性首相になるのは、誰だと思いますか?」との質問を投げかけたところ、「当面誕生しない」が5割近くを占めた。

   世界では女性が首相、大統領に就任する例はもう珍しくない。主に1980年代に活躍した英国サッチャー首相をはじめ、近年でもドイツのメルケル首相の名が浮かぶ。アジアではフィリピン、インドネシア、タイで女性元首が誕生しており、隣国の韓国でも2012年12月、朴槿恵氏が同国初の女性大統領に選ばれた。

かつて自民総裁選にも出馬した小池氏、今回は閣外

   日本ではこれまで、女性首相が選ばれた例はない。1989年の参院選で、「マドンナ旋風」に乗り大勝した日本社会党の土井たか子委員長(当時)が、参院で首班指名を受けたが、衆院の優越により首相にはなれなかった。その後も、話題に上る女性議員が「初の女性首相か」と期待されることはあっても実現には至っていない。

   J-CASTニュースの「初の女性首相は誰か」を問うアンケートは2013年1月1日14時現在、投票数が1万票を超えた。最も多かったのは「当面、女性首相は誕生しない」で、全体の44.2%と圧倒的な数を占めた。まだまだ実現への道のりは遠いとみている読者が多いようだ。

   全体の19%と「実質1位」に選ばれたのは、自民党の小池百合子氏だ。自民党が下野してから伸ばし続けていた髪の毛を、政権奪還により公開で「断髪」するなど世間の注目を集めるための「パフォーマンス力」は健在だ。2007年の第1次安倍内閣で防衛相を務め、2008年の自民党総裁選に立候補するも敗れた。それでも2010年には党総務会長に女性で初めて就任している。ただ、今回の政権では閣僚とならず、党3役にも選ばれずに広報本部長という役職にとどまっている。

   小池氏に続いたのは、全体得票数の10.9%を集めた小渕優子氏。故・小渕恵三元首相の娘で、30代の若さながら2008年の麻生太郎内閣で少子化担当相を務めるなど「エリートコース」を歩んでいる。安倍新内閣でも財務副大臣のポストを任された。

蓮舫氏はわずか3%、民主の女性議員さっぱり

   かつては「将来は首相候補」と持ち上げられた野田聖子氏は、6.1%の支持となった。2005年のいわゆる「郵政選挙」では、時の小泉政権に反旗を翻す形で自民を離党、選挙区では「刺客」を送られて薄氷を踏む思いでの勝利となった。その後復党を果たすも、2009年の総選挙では自民逆風の中でようやく比例で復活。私生活では2011年、50歳にして男児を授かったが重い病気との闘いを余儀なくされている。

   2012年12月の衆院選勝利で党総務会長に就き、一躍表舞台に返り咲いた。

   一方、野党に転落した民主党の蓮舫氏は3%。2009年の政権交代直後に「事業仕分け」で名をはせたのも今は昔、の感がある。かつては首相候補に名の上がった田中真紀子氏は、選挙で落選したこともあってか1.8%、辻元清美氏も0.5%とさっぱり振るわなかった。

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