2024年 4月 25日 (木)

東急東横線渋谷駅「最後の日」、別れ惜しむ人々で大混雑 「鉄道ファン」ほか一般人も撮りまくり

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ビルの非常階段に登り撮影するファンも

ホームと並行する歩道橋にも人だかり
ホームと並行する歩道橋にも人だかり

   東横線が代官山~渋谷間で地上を走るのも今日が最後ということで、地上を走る姿を見ようと駅舎以外にも人は集まった。たとえば、東横線のホームと並行に設置されている渋谷駅東口の歩道橋は、ホームに入ってくる電車を写真におさめようとする人々で平日の昼間から渋滞した。また、代官山~渋谷間の車窓からは、線路沿いの歩道橋やビルの非常階段に、カメラを構えた人の姿が数多く見えた。

   切り替えに伴い廃止される日比谷線直通の車両を捕らえるべく、中目黒、自由が丘など渋谷以外の駅にもカメラを持った人が待機していた。「見てくださいこれ」と、今後貴重になるであろう自慢の写真を楽しそうに見せ合うファンらの姿もホームでは見られた。

   東横線渋谷駅は横浜方面への始発、終着駅として、1日約42万人もの人々が乗降する。1928年の開業当初はプラットホーム一つだったが、64年に現在の4ホームになった。同じころ、かまぼこ形の屋根が連なった今の駅舎も完成した。

   渋谷駅では、鉄道ファンだけでなく、一般の人が携帯などをつかって、電車や駅舎、そして駅舎と共に役目を終える電光掲示板、路線図を写真におさめようとする姿も目に付いた。50年弱の間親しまれたホームだけに、別れを惜しむ人も老若男女さまざまだ。

   渋谷駅の最後を見にやってきた東横線沿線に住む80代前半の女性は、構内にひるがえる「開業85周年ありがとう」の旗を見て、「(地上の駅舎は)生まれたときからあったんだものね」とぽつり。

   駅の引越しは16日未明、3時間半ほどの突貫作業で行われ、利用者それぞれの思い出のつまった旧駅舎は2013年3月26日から5月6日まで、イベントスペースとして利用される。

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