2020年 10月 22日 (木)

PC「無料処分」の謎に迫る データ消去は大丈夫?行き先は?

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   パソコンを新調するとき、面倒なのがこれまで使っていたマシンの処分だ。いわば個人情報の塊の上、リサイクルが義務付けられているため普通にゴミとして出すこともできない。

   そんな中、このところ「パソコンの処分、『無料』で請け負います」という回収会社の動きが目立ってきた。業者によっては、送料も着払いとし、まさに「完全無料」をうたうところも少なくない。場合によっては1台当たり数千円がかかる回収を、なぜ無料でまかなえるのか。そして、気になるデータはきちんと守られるのか。

「ブラウン管、海外ではまだ需要があるところも」

パソコンの処分は頭が痛い問題だ(イメージ)
パソコンの処分は頭が痛い問題だ(イメージ)

   「資源の有効な利用の促進に関する法律(通称パソコンリサイクル法)」に従い、パソコンメーカーは自ら販売した製品は、基本的に無料で回収に応じている。ただあくまで回収義務があるのは自社の製品のみであるため、たとえばディスプレーと本体が別メーカーの場合、それぞれのメーカーに回収を依頼しなくてはいけない。また制度上、古い製品や自作パソコンの場合、1台3000~4000円前後の費用がかかってしまう。

   こうした手間や費用の節約をうたうのが、上記のような回収業者だ。たとえば「いっとく」(東京・八王子市)が運営する「パソコンリサイクルセンター」は、デスクトップパソコン、ノートパソコン、液晶モニターについては、一定の条件さえ満たせば古い製品、壊れた製品でも、料金着払い・無料で引き取るサービスを行っている。条件を満たさない関連製品も、送料は利用者負担だが処分自体は無料に設定されている。今回話を聞いたいくつかの業者も、基本的に同様の仕組みを取っていた。

   では、回収されたパソコンはどのように利用されるのか。

   業者に届いたパソコンは、その状態や年式、性能に応じてまず分類される。新しいもの、状態のいいものはデータ消去の上、修理するなどして中古パソコンとして販売に回し、そうでないものは分解して使える部品を取り出すという。

   面白いのは、年式が古いパソコンにも、ちゃんと使い道があることだ。「パソコンファーム」を運営するハイブリッジコンピュータ(埼玉・三郷市)では、こう話す。

「国内では売れないようなスペックが低いものでも、アジアの国々ではまだ需要があるところもあります。たとえばブラウン管などは海外でもさすがに最近需要が減っていますが、逆に今やどこも作っていないため、時々ほしがる業者が出てきますので、状況を見計らいながら回収を行っています」
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