2019年 12月 7日 (土)

「天敵マグロ投入でイワシに喝!」 朝日記事に水族館「もとからいて、補充しただけ」

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朝日「東京本社発行紙面では、補充の説明を割愛」

   こうした指摘は、どこまで正しいのか。

   名古屋港水族館の広報担当者は、取材に対し、マグロはもともと10匹ほど水槽におり、壁に衝突して死んだりすることもあるので、毎年のように数が減ると補充していると明かした。マグロ投入は、それが一番の目的だというのだ。

   それでも、新しいマグロを水槽に補充すると、イワシに緊張感が生まれると説明した。つまり、トルネードの渦が整うことは、副次的効果に過ぎないというわけだ。

   ただ、前出のネットユーザーが飼育係を名乗ったことについては、「思い当たる者はおらず、うちの飼育係ではないのではないか」としている。

   朝日の記事については、大きく間違っているわけではないとしながらも、「マグロがいないところに投入したと捉えられると思う」と言っている。

   テレビなどの後追い報道では、マグロが補充されたことを説明しているが、朝日の記事については、こうした説明はなかった。朝日新聞社の広報部では、取材に対し、名古屋本社発行の紙面には、「いまの水槽にも1メートル以上のものがいるが2匹なので存在感は薄い。そこで、三重県南伊勢町の養殖場で育った体長60~70センチの15匹を援軍として水槽に入れることにした」と説明しているとした。しかし、東京本社発行の紙面では、紙幅の都合から短縮版を掲載して、こうした記述が割愛されたとし、「誤解を生んだことは、弊社の本意ではありません」とコメントしている。

   また、イワシが緊張感を持つのは副次的効果であることについては、「黒潮生態系を再現するにあたって、クロマグロの数を補充すれば、マイワシが自然界に近い群れを形づくることが期待される、ということも名古屋港水族館への取材で確認しております。当該記事は、『黒潮生態系の再現』という目的と合致する『クロマグロの投入によってマイワシに緊張感に持たせる』水族館の取り組みに焦点を当てて、話題記事としてまとめました」と説明した。

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