2018年 7月 21日 (土)

週刊少年ジャンプが「腐女子読者」を排除? 原点に戻り、男子向けラインアップに転換説

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   週刊少年ジャンプが「腐女子排除」の方針に転換したのではないかとネットで話題になっている。

   最近の新連載作品の傾向から、女子向けから男子向けのラインアップになっていると読み解く記事が掲載された。この「女子」とは「腐女子」のことではないかというのだ。

ジャンプは伝統的に女子にウケる作品が多い

   日本経済新聞(電子版)は2013年5月20日、「『少年ジャンプ』が男子向け作品を強化する狙い」と題する記事を掲載した。そこで、最近の週刊少年ジャンプは、読者バランスを本来の「少年」中心に再構成し雑誌としての発行部数を向上させるため、現在主流の女性に受けのいい「バトル漫画」を減らし、男性ファンの多いラブコメの要素を多くラインアップするよう方針転換を図っていると分析した。

「『ジャンプ』は伝統的に女子にウケる作品が多い。(・・・)『多彩なイケメン(でも色恋はない)』『男同士の真っすぐな友情』などをのぞき見したい女子ファンが、実は『ジャンプ』を支えている面がある。(・・・)『週刊誌で少年を楽しませる』という『ジャンプ』の原点を強化するには、男性読者の比率を再び高める必要があった」(同記事)

   ここに登場している「女子」について、「腐女子人気の高いの間違いだろ(笑)」「腐女子の婉曲的表現wwwwwwwwwwwwwwwww」「『男同士の真っすぐな友情』などをのぞき見したい女子ファン"...?┌(┌^o^)┐(編注:ホモォ、腐女子をパロディ化したキャラクター)」「またお前ら(※腐女子)か!ホー!」などとツッコむ人が出た。

   記事の大筋は女子向けから男子向けへの転換だが、要するに「腐女子排除の方針」なのではというのだ。

「やっぱりナルト、ワンピ、鰤(編注:BLEACH)にかわる新時代の『王道』が見たいね。腐女子対策が公式化とは笑えるな」
「週刊少年ジャンプと言えば古典的には『友情・努力・勝利』だったけど、今はすっかり腐女子向け雑誌というイメージ」

ワンピ作者も危機感「少年漫画雑誌で描く以上、少年を楽しませなくちゃいけない」

   確かにここ10年ほど、ネットでは、ジャンプの読者に占める女子の割合が上がり、編集方針もとりわけBL二次創作を楽しむ「腐女子」受けを狙っているのではないかと噂されていた。

   これを示唆するかのように、09年にはかつてジャンプで連載された人気漫画「アイシールド21」の原作者が、日記にこう書いた。

「アイシは、極端に少年支持率が高い漫画です。(・・・)ところが連載後数年で、ジャンプ本誌の女性読者率が大量に増えていきました。数字で聞くとビックリするくらい。単行本も、少年は購買力が低く売れづらい。女性向けにシフトすべきなんだろうか?そんな風に話し合ったこともありました。ただ結局は、最後まで少年向けに描きました」

   アイシールド21の連載開始は2002年中ごろで、この後変化が起きた。

   同年、女子読者が多いテニスの王子様の人気が同人市場でも爆発。その後、04年から家庭教師ヒットマンREBORN!やD.Gray-man(現在はジャンプSQに移籍)といった「腐女子向け」とされる漫画が多く掲載されるようになった。現在連載中の「黒子のバスケ」も女性向け同人誌即売会で参加サークル数最大を誇るなど人気だ。

   こうした「女性向け」の流れに、ジャンプの看板漫画・ワンピースの尾田栄一郎さんも、最近のインタビューで「少年漫画雑誌で描く以上、少年を楽しませなくちゃいけない」「ファンレターとかもらうようになると、そのほとんど女の子からなんだということをまず知るわけです。(・・・)漫画界を見渡してみると、『この人、女子の意見に流されてないか?』という人がたくさんいることに気付いたんですよ。(・・・・)もらったファンレターの意見をお客さんのニーズだと思って描いたら、(・・・)少女に向けて描くわけだから、それは大間違いだなと思って」と危機感を示していた。

   なお、日経の記事で「新生ジャンプ」の肝いりとされていたラブコメ路線の漫画の一つ「新米婦警キルコさん」は、今週号で打ち切りとなっている。

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