テクノポップユニット「Perfume」(パフューム)が日本人アーティストとして初めて、カンヌ国際広告祭にゲスト出演し、最先端の技術を駆使したパフォーマンスを披露した。これが「すごすぎる」とネットで話題になっている。「思ってた以上に良かった 現実感の無さが凄ぇ」「かなり格好良いんだが・・なんじゃこりゃ」パフュームの身体が全身「スクリーン」パフュームのパフォーマンスが海外でも話題に世界最大の広告国際祭「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル」(カンヌ国際広告祭)は、フランスで2013年6月16日から22日まで開催中だ。パフュームは20日の電通によるセミナー終盤、ステージ上でパフォーマンスを披露した。今回サイバー部門で銀賞を受賞した同社の「PerfumeGlobalSiteProject」(パフューム・グローバル・サイト・プロジェクト)プレゼンテーションの一環となる。グローバル・サイトはパフュームの世界デビューを支援するために作られたWebサイト。SNSや3Dスキャナーなどを駆使し、「ファンやクリエーターとつながる」仕掛けが特徴だ。今回のパフォーマンスは、グローバル・サイトを通じて生まれたファンとのつながりが盛り込まれた演出となっている。「日本でナンバーワンのテクノガールズユニット」と紹介されたパフュームは、暗がりの中で真っ白な衣装をきて登場。衣装は振袖状に広がるようになっており、動きに合わせて次々とCGが投影され、めまぐるしく形と印象を変える。メンバーの身体は生きたプロジェクションマッピング(建築物や物体に映像を投影する表現手法)の「スクリーン」というわけだ。楽曲は、特別にアレンジされた「Spendingallmytime」が使われた。投影されるCGは、グローバル・サイトを通じてファンから寄せられたツイートだったり、CGアニメだったりで、それがスクリーンを飛び出してメンバーの衣装へと移動する演出もある。映像で見ると、ステージで実際に起こっていることなのか後からCGで合成されているのか判別が付かないほど、現実離れした近未来的なステージだ。現地でもかなり印象的だったようで、終了後は観客席から歓声と拍手が沸き起こっていた。一部には「ここまでいくと生身のPerfumeいらなくね?」パフォーマンスはネットでもリアルタイム配信され、見た人からは「鳥肌立った。どんな技術とかじゃなくて、単に凄かった」「本気すぎるパフォーマンスで度肝を抜かれた」「いやほんと、モニターに向かって拍手したよ!」と賞賛の声が相次いでいる。アップされた動画には外国人からのコメントもあり、英語、スペイン語などで「パフュームは世界で最高のダンスグループ!!」「中田ヤスタカ氏(編注:作曲家、パフューム、きゃりーぱみゅぱみゅのプロデューサー)は神、MIKIKOさん(編注:パフューム振り付け演出担当)や、パフュームに関わるみんなが大好き」などという感想もある。ただ、一部には、「ここまで加工しちゃうと本人たち複雑な気持ちじゃないかなあ」「Perfumeっぽさはあんまりなかった」「演出と舞台の凄さに人と曲が負けてる感ある」「ここまでいくと生身のPerfumeいらなくね?とも感じてしまう」と不満の声も出ている。
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