2024年 5月 2日 (木)

「回復鮮明」か「足踏み状態」なのか 輸出の現状、大手新聞の見方も分かれる

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実質ベース 輸出の試算で7月は3.2%減

   詳しい分析の中では、読売が米国向け自動車輸出の好調ぶりなどを取り上げ、「円安がさらに進めば……輸出数量が徐々に増え、貿易収支が改善する『Jカーブ効果』も期待される」と解説。円安による輸入額の拡大は一時的で、半年程度の遅れで円安による輸出増の効果が上回って貿易収支が改善するとの見方を披露している。

   一方、日経は月々の連続的な傾向をみるのに適した季節調整値を使って、輸出額の季節調整値が前月比1.8%減と8カ月ぶりにマイナスになったことを取り上げて「輸出に新たなリスクが浮上している」と指摘。また、為替や商品相場の影響を覗いた実質ベースの輸出の試算(第一生命経済研究所)で、7月の輸出は3.2%減と2カ月ぶりに悪化しているとして、特にアジア向け実質輸出が5.7%落ち込んでいることなどから、「中国を中心とした景気減速で、 (輸出全体が)軟調に推移する可能性もある」とのシンクタンクの分析を紹介している。

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