2024年 5月 4日 (土)

日本の貿易赤字垂れ流し止まらず  円安でも輸出数量回復しなかった

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貿易赤字は2014年も高止まり

   一方の輸出は、11月分の輸出額は前年同月比18.4%増の5兆9005億円、1~11月でも9%増えている。しかし、これは円安により押し上げられた効果が大きく、輸出量はあまり増えていない。自動車の場合、輸出台数は北米向けが微増、中国や欧州向けはともに大幅減になっていて、全体でも0.6%減っている。

   貿易赤字は2014年も高止まりしそうだ。日本貿易会は2014年度の輸入総額は前年度比1.8%増の約83兆7400億円と過去最大を更新、輸出総額は同4.1%増の約73兆330億円、差し引きの赤字は約10兆7000億円との見通しを発表。

   消費増税に伴う個人消費や住宅投資の落ち込みで輸入が鈍る一方、米国や中国を含むアジア諸国・地域の経済が回復基調にあることから輸出の伸び率が輸入を上回り、赤字額は縮小するとしつつ、高水準が続くとしている。

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