2019年 12月 8日 (日)

浦和レッズ「差別横断幕」波紋広がる チームは過去にも制裁金、事実なら重い処分も

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   サッカーJ1浦和レッズ―サガン鳥栖の試合で観客席の入口ゲートに「JAPANESE ONLY」と書かれた横断幕が掲げられた問題で、人種差別だとの批判が大きくなっている。

   海外リーグでは、差別に対して非常に厳しい措置が取られる。今回のケースが該当すれば、浦和へのペナルティーも避けられないだろう。

浦和は過去にも人種差別発言で制裁金

埼玉スタジアムが「人種差別騒動」に揺れる
埼玉スタジアムが「人種差別騒動」に揺れる

   横断幕の「JAPANESE ONLY」がどういった意図で書かれたかは不明だ。読み方によっては「日本人以外お断り」ととれる。かつて米国で黒人差別が顕著だった時代、各種施設で「White Only」、つまり「白人専用」と掲げて有色人種の利用を拒んでいた。横断幕は、このような悪しき過去を思い出させるという指摘も出た。

   仮に差別発言だとして、誰に向けられたものかも分からない。インターネット上に出回った写真を見ると、掲示された場所は埼玉スタジアムの中、浦和のサポーターが観客席に向かうゲートだ。ここで掲げてもピッチ上の選手の目には触れないので、選手に向けたメッセージなのか疑問が残る。「浦和サポーターは日本人に限る」と言いたかったのか、チームを全員日本人で固めよとしたかったのか。いずれにしろ、外国人排除をあおるなら許されない。

   事例はあまり多くないが、過去にもJリーグで「差別問題」が取り上げられたことがある。2011年5月28日に行われた清水エスパルス―ジュビロ磐田戦。磐田サポーターが、清水のゴトビ監督に向けて「ゴトビへ、核兵器をつくるのはやめろ」書いた横断幕を掲げた。監督はイラン系米国人で、当時イランが核開発を国際社会から非難されていたことを中傷のネタにしたようだが、むろん何の関係もない。これをきっかけに両チームのサポーター同士がもみあう騒動に発展した。Jリーグ側の調査の結果、「人種差別発言ではない」と判断されたが、小競り合いもあったためゲームを主催した清水は管理責任を問われて制裁金200万円とけん責、磐田も厳重注意となった。

   2010年5月15日のベガルタ仙台―浦和レッズ戦では、浦和サポーター数人が仙台の選手に差別的な言葉を浴びせた。当事者は特定できなかったが、浦和は差別発言で初の処分を受け、制裁金500万円を言い渡された。

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