2024年 5月 6日 (月)

ボルト1本30円の出し惜しみで15人死傷 サムスン系列工場でも「利益重視で安全軽視」

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サムスン以外でも事故続発、「産業安全の面では1970~80年代の水準」

   事故の原因は、直径が1.2センチの小さなボルトだ。警察の調べによると、水タンクをつなぎとめるためには、本来は1本550ウォン(55円)する高張力鋼(ハイテン)のボルトを使う必要があったが、実際には1本260ウォン(26円)の中国産のボルトと、1本360ウォン(36円)の韓国産の普通鋼のボルトを混ぜて使用していた。その結果、工事で使われた2万個のボルトのうち、4300個が品質基準に達していなかったという。この手抜きで「節約」できたのは100万ウォン(10万円)程度。記事では、

「水タンクは施工業者であるサムスンエンジニアリングが、下請けに発注した工事。資材費100万ウォンを惜しもうとしたがために15人の死傷者を出した」

と強く非難。現代重工業・現代製鉄といった韓国を代表する企業でも事故が続発しているといい、

「製造業の分野では世界トップレベルになったが、産業安全の面では1970~80年代の水準にとどまっている」

と嘆いた。

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