2024年 4月 30日 (火)

連載終了の理由は「ある権力からの勧告」? 小学館「スピリッツ」掲載漫画がまた物議

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編集部は「長尾さんのコメント、全く心当たりない」

   漫画関連のニュース配信サイト「コミックナタリー」は5月12日、長尾さんのコメントを紹介した。それによると、連載の終了は「ある"権力からの勧告"」によるもので、「"権力の勧告"に関しまして、詳細は私からは申し上げられません」という。

   ツイッターでは、作品のファンが「クリームソーダシティの最後、悲し過ぎる…」「美味しんぼよりクリームソーダシティが急に打ち切りになったほうが問題」など、嘆きの声を上げている。政治家が銃撃されるという内容や、首相のキャラクターを「ウンコ」「奴隷」呼ばわりするシーンもあることから、「政府からの圧力か」と邪推する人もいる。

   14年4月1日から2日にかけて、長尾さんが

「真の創造(げーじつ?)は『数字』も『言語』も超越したものでなくては ならない。『言語』って、かんたんに言うと『政治』『常識』『道徳』じゃん? つまり『言語』を超えるってことは、いわゆる『善悪の彼岸』に立つってことなんだけど、、、、、そいつは、この国では許されてないってことらしい」
「政治が『創造』を許さないということは、つまり市民に『虚無』を推奨してるってこと。『虚無』とは人間のロボット化の意味。全体主義の形成にはもってこいってわけだ」
「徹頭徹尾オリジナリティを追求すると、 今や『善と悪』の倫理を超えざるをえない。 しかし、この社会ではそれを許してもらえない状況に、今やいる」

というツイートを投稿していたことも、憶測に拍車をかけている。

   一方、「意味深な終了理由も含めて作者のネタで、本当はただの打ち切りでは」との見方もある。

   連載終了はいったいどういう事情で決まったのか。小学館のスピリッツ編集部に問い合わせたところ、驚くことに「長尾さんがどんな意図でコメントを出したのか、心当たりがなくて…」と困惑している様子だった。編集部としては、通常通り最終回を迎えたという認識だったそうだ。長尾さんに真意を確認するべく連絡を取っているが、5月13日14時現在、まだ捕まっていない状況だという。

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