2024年 4月 23日 (火)

子供が反抗すると「死んじゃえ」と顔に唾吐く 水沢アキ「毒親の過去」に視聴者ドン引き、怒る

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   自分の子供を肉体的、精神的に虐待し、心に傷を負わせるような親のことを「毒親(どくおや)」と呼ぶ。女優の水沢アキさん(59)もその1人だったことがテレビ番組で明らかになり、お茶の間に衝撃が走った。

   「自分も努力した」「息子は母親への感謝が足りない」などと言ったことに怒りを覚えた人が多いようで、ネット上では非難の声がやまない。

不動産投資に失敗し6億5000万円もの借金を

   2014年6月9日放送の「私の何がイケないの?」(TBS系)では、水沢さんと息子の問題が「番組史上最悪の親子の確執」として紹介された。

   番組ではまず、水沢さんの息子・ジュリアンさんが暮らす米ニューヨークを訪れ、取材した模様をVTRで放送した。

   ジュリアンさんは現在、ラーメン店「一風堂」でアルバイトしながら俳優として活動している。高校卒業と同時に渡米し、ブラウン大学を経てニューヨーク大学の大学院演技部を首席で卒業したが、現在は月10回オーディションを受けてもなかなか配役に恵まれない生活を送っている。それでも母の水沢さんを頼ったり、相談したりしない。

   水沢さんは1986年、米国人のガイ・スィーヒさんと結婚、ジュリアンさんと娘1人をもうけたが、ジュリアンさんが6歳の時に離婚した。それから1年後、不動産投資に失敗し6億5000万円もの借金を背負った。

   返済のため馬車馬のように働く。そのストレスはいつしか子供に向けられるようになっていった。ジュリアンさんは当時を振り返り「当時はとにかく泣いてました。全てがトラウマですよ」と語る。

   毎日罵声を浴びせられ、殴る、蹴る、物で叩くといった暴力も受けた。「悪魔っすよもう。地獄。地獄にいる感じでした」。それでも自分が悪いと思い込み、反抗できなかったそうだ。

   高校生の時、初めて「うっせーな!」とたてついたという。それに対し水沢さんは何と、「あんたなんか死んじゃえばいいのに!」と激怒、顔に唾を吐きかけたというのだ。

   嫌な思い出を抱えたまま渡米し、取材では「母親と会話もしたくないし会いたくない」と言い切ったジュリアンさんだが、「そろそろ(母と)こういう(過去の)話をしてもいいかな」と思ったそうで、スタジオに登場。水沢さんと久々の対面を果たした。

「いい母親役も悪い母親役もできるし、全て仕事にプラス」

   水沢さんは「死んじゃえ」などと言ったことは「覚えてない」という。司会の江角マキコさんが「言われた方は覚えてますよね」とジュリアンさんに理解を示したところ、水沢さんの弁解が始まった。

「そんな優しいお母さんで、それが幸せとは限らないし、私はまず世間に迷惑をかけたくなくて、自分でまいた種は自分で刈り取りたいので、まず子供より借金を返すことが私のテーマだったので、仕事をいっぱいして、社会に迷惑をかけたくないってのが最初でした。そして残った時間で子供達を育てて、それはもう半端じゃない努力をしました。それを生かして芝居に役立てて、いい母親役も悪い母親役もできると思うし、全て自分の仕事にプラスと私は思います」

   ジュリアンさんが「芝居の練習相手じゃん」と突っ込むと、「そうかもしれないけど、私はいい息子に育てたという達成感はあります」と返した。

   さらに「ジュリアンに一つ言いたい」として、

「こんなにtop studentで頑張って、すっごく歌も上手いのにオーディションに受からない理由は、母親に対しての感謝の気持ちがないと思うんです。日本でミュージカルをやった時も、チケット400枚も売ったんですけど、全然感謝の言葉もなく、そういうささいなことなんですけど、何かそこで私を無視してるってことがオーディションの先生方の心に響かないんだと思う」

と、息子に注文まで付けた。

   江角さんは「死んだ方がいいと言ったことは謝るべき。親として失敗したんだったらそれは認めて…」と諭そうとしたが、「でも私は6億5000万返しました、11年で」と聞かず。「親が子供にしてあげられる最大のプレゼントは教育」だと言い張り、息子をブラウン大学に入れ、ニューヨーク大学の大学院にトップで入り、奨学金を1200万円もらったことも自慢した。

   江角さんから「6億返したとか奨学金あなたいくらいくらもらったわよね、っていうところで誇らしげなのはお母さんのエゴ。自分にとってこういう子供になってほしいっていう、それと違うことを言い出した時にヒステリックになって殴るっていうのは、そこに彼は愛は感じてなかったんじゃないのかなって思います」と言われるとやっとしおらしくなり、ジュリアンさんも家族問題評論家の宮本まき子さんから「あなたが『母親に会いたくない』って言ったのは会ったらお母さんを傷付けると不安だったから。自分も相手も傷付けない距離で親子間をやっていくことを考える時だと思う」と言われハッとした様子だった。最後は水沢さんがジュリアンさんと向き合って謝り、抱き合って一件落着となった。

娘も母のやり方に反発し15歳で家出

   2人の関係は何とか前に進めそうだったが、視聴者は水沢さんに対してかなりの怒りを覚えたようだ。

   放送中、ツイッターでは

「どんだけくそなの 暴力ふっといてなにが感謝だ なにがだ ふざけるな」
「親だからえらいのか。借金があるから子供虐待していいのか。馬鹿女が」
「あんなのは絶対母親になっちゃいけない しかも母親本人は全く悪気ない感じじゃん、許せない」
「最低にも程がある。何この糞親。すっげぇイライラする」

など、水沢さんを非難する書き込みが相次いだ。

   ちなみに水沢さんの娘、ジュリアンさんの妹はフランセス・スィーヒさんという画家だ。彼女もまた水沢さんの育児に反発し、15歳で家出、父のもとで暮らした。12年2月放送の「爆報!THE フライデー」(TBS系)で母娘共演を果たし、何とか和解という形で終わっていた。

   現在フランセスさんは「フランキー」として、「テラスハウス」(フジテレビ系)に出演している。14年5月12日の回では、音楽に合わせて即興で絵を描く「ライブペインティング」のイベントに出演し、そこに父とジュリアンさんが訪れた模様が放送された。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中