2020年 12月 6日 (日)

「風刺画ならば許される」は欧米の「おごり」? 日本のネット、米国の一部でも「シャルリ」に疑問の声 

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   フランスで風刺画家5人を含む12人が殺害されたテロ事件から1週間。襲撃された風刺専門紙「シャルリ・エブド」が事件後初となる特別号の表紙に、イスラム教の預言者・ムハンマドとみられる男性の風刺画を再び掲載した。

   特別号の発行部数は300万部。諸外国から引き合いがあったことから、フランス語のほか、英語やアラビア語など16の言語に翻訳され、25か国で発売されるという。

風刺画、15億人のイスラム教徒に対する「不当な挑発」

フランスでは「表現の自由」を訴え、370万人のも大規模デモが...(画像は、イメージ)
フランスでは「表現の自由」を訴え、370万人のも大規模デモが...(画像は、イメージ)

   「シャルリ・エブド」(2015年1月14日発売)の風刺画は、「すべては許される」とのメッセージの下で、「私はシャルリ」と書かれたプラカードを掲げながら涙を流すイスラム教の預言者・ムハンマドを描いた。

   一連のテロ事件を受けて、パリを含めたフランス全土で370万人が参加したとされる大規模デモは、表現の自由、報道の自由を求めて、「私はシャルリ」とのメッセージとともに同紙との連帯を示す運動として世界中に広がっている。

   とはいえ、一方でシャルリ・エブドが再びムハンマドの風刺画を掲載したことで、預言者をいかなる方法でも描いてはいけないと信じる一部の敬虔なイスラム教徒の反発が強まる可能性がある。

   地元メディアなどによると、最新号の風刺画に対してイスラム教の大国のひとつであるエジプトは「預言者を敬愛する15億人のイスラム教徒に対する不当な挑発である」としたうえで、「新たな憎悪を引き起こしかねない」と非難。また、イスラム教スンニ派の最高権威機関が「こうした侮辱に対しては反応せず、無視することが望ましい。もし反応するなら、攻撃という方法を取るべきではない」と自制を呼びかけた。

   そもそも、1月7日のテロ事件はイスラム過激派の犯行だが、これまでイスラム教の予言者・ムハンマドの挑発的な風刺画などを掲載してきたのは「シャルリ・エブド」のほうだ。

   同紙はそのたびにイスラム教徒から反感を買っていたが、それを意に介せず、さらに繰り返していたとされる。犯行は、当初からその報復行為ではないかとみられてもいた。

   2011年には、預言者・ムハンマドが「笑い死にしなければ、むち打ち100回の刑だ」と言っている風刺画や、ムハンマドを同性愛者として描いた風刺画を掲載。それにより、同紙の事務所に火炎瓶が投げ込まれたり、同紙のウェブサイトがハッカーの被害を受けたりする事件が起きていた。

   イスラム教徒の「怒り」は、蓄積されていたのかもしれない。

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