2024年 5月 2日 (木)

「竹島の日」式典が10回目 その時、海の向こうで起きた「エスカレート」事案

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会場周辺は朝からバリケード

   「竹島の日」の2月22日、島根県松江市の式典会場周辺は物々しかった。記念式典は13時30分からの開催だったが、会場となった島根県民会館周辺は朝8時30分ごろからバリケードで道路を封鎖するなどの交通規制が敷かれた。

   韓国の市民団体が式典に抗議するため日本を訪れ、会場周辺に詰めかけるようになったためだ。ある県庁職員は、警備が厳しくなったのは「2年ほど前から」という。今回は10年目の記念式典なので、多くの市民団体が抗議に集まり、トラブルが懸念されたが、「市民団体の方々は会場には来られませんでした」(県庁の会場担当者)と話す。

   とはいえ、韓国ではソウルの日本大使館前に約50人が集まり、「竹島の日」の制定や記念式典に内閣府の政務官が出席することに抗議。「日本は『竹島の日』を廃止して、挑発をいますぐやめろ!」「日本は領有権主張をやめろ!」と、横断幕を広げて連呼した。

   日本経済新聞電子版(2015年2月22日付)によると、日本大使館に物を投げ込もうとした男1人を、韓国の警察当局が連行したと報じており、デモがエスカレートしたようすがうかがえる。

   「竹島の日」の式典について、韓国外務省は「日本側のいかなる挑発にも、断固として対応していく」との立場を主張。日本大使館の幹部を呼んで「抗議声明を発表する」としている。

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