事故起こした機長の名前、経歴の詳細も未だ公表せず 専門家も「アシアナ航空、まったく誠意がない」と批判

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「運航規程に反した危険操作と言えるかもしれません」

   しかし、杉江さんは、そうだとしても、パイロットの操縦に問題があった可能性はなくならないと指摘する。

「地上120メートルまで降下して、滑走路が見えない状態で着陸を強行してはダメです。さらに高度を下げれば見えてくると思い込んだ可能性があり、地面が迫ってきてゴーアラウンドしても手遅れですよ。推力が加わるのに5、6秒はかかるからで、パイロットはとても弁解はできませんね。ヒューマンエラー(単なる過失)ではなく、運航規程に反した危険操作と言えるかもしれません」

   非常に古いタイプの事故で、パイロットの安全教育不徹底と訓練不足があった恐れがあるという。

   とはいえ、アシアナ航空側は、今回の事故について、ヒューマンエラーとして済ませたい思惑があるのではないかと杉江さんはみる。広島空港でソウル便を再開したのも、死者が出るなどの重大な事故ではなかったと考えたためではという。

   韓国も、2年前に米サンフランシスコで起きたアシアナ機の事故のように、該当路線を45日間の運航停止にするといった軽い処分で終わらせる可能性があるとしている。

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