2018年 11月 21日 (水)

高橋洋一の霞ヶ関ウォッチ
安倍首相が「力」を見せつけた 財務省次官「異例人事」の深層

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   今朝(2015年7月9日)、ニッポン放送のラジオ番組にでた。話題は、3代続けて同期から事務次官を出した財務省人事だ。パーソナリティの高嶋秀武(ひでたけ)さんは、官僚がエラかった時代の思い出が強いようだった。

   財務事務次官は財務省のトップではない。財務省幹部名簿を見ると、一番上が大臣、次が副大臣、その次が大臣政務官、その次が事務次官となっていて、トップではなく、ナンバー4である。マスコミは、昔のイメージで事務次官がエラいと思っているので、人事を(比較的大きく)報道するのだろう。

  • 財務省で異例の人事
    財務省で異例の人事

官僚が一番嫌うのが、人事介入

   たしかに、3代続けて同期から次官というのは、元財務官僚の私にも記憶がない。この同期というのは、「54年組」で昭和54年(1979年)入省同期のこと。財務省に限らず、霞が関の官僚にとって入省年次は切っても切れない属性となる。霞が関を取材する記者が相手の入省年次を知らなかったら話にならないほど。財務省で、2代続けてというのは「28年組」(1953年)、「49年組」(1974年)の例がある。麻生財務大臣は、3代続けて事務次官の例として、大正6年(1917年)入省まで遡るといっていたので、筆者も知らないはずだ。

   今回の人事は、安倍首相の人事だ。安倍首相は以前から、(新次官となった)田中一穂氏を次官にするとしばしば漏らしていたが、これは、田中氏の力量を買っての意見ではなく、安倍首相自らの政治力を示したい意図が透けて見えている。

   「これが安倍首相の人事力なのだ」と見せつけられ、財務省は、最も嫌う増税を延期させた安倍政権の力を認めざるをえず、異例中の異例の人事を受け入れている形である。

   官僚が一番嫌うのが、人事介入である。これまで、実際の権限者である大臣をさしおいて、官僚だけで人事を取り仕切ってきた財務省までもが、とうとう政治家の人事介入を許してしまったというのが、今回の同期3代という異例の人事なのだ。そもそも、マスコミが使う人事介入という言葉が矛盾している。本来の人事権者である政治家が人事をいうと「介入」と言われることが不思議だ。

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