2024年 5月 3日 (金)

維新の党、分裂劇が泥沼化 最後は「おカネ」を巡る争い?

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まもなく約6億6000円が「大阪組」管理の口座に振り込まれる

   大阪組と執行部との綱引きは、政党交付金をめぐる争いでもある。総務省の発表によると、維新の党には15年だけで26億6500万円が支払われることになっている。振り込みは4回に分けて行われ、10月下旬には6億6000円が振り込まれる予定だ。大阪組と執行部は「分党」を協議してきたが決裂し、除籍処分に至ったという経緯がある。「分党」の場合、これまで維新の党が受け取っていた交付金は、議席数などに応じて2党で分け合うことになる。だが、大阪組が除籍になった以上、理屈としては交付金全額を執行部が受け取ることになる。ところが、振込先の口座を大阪組が管理しているため、このままでは執行部は1円も受け取ることができない。執行部は振込先を変更する方針だが、10月下旬の振り込み分には間に合わない見通しだ。当然、執行部は大阪組に口座の明け渡しを求めている。だが、橋下氏は、

「適法な要求には応じます。しかし、今の維新の党の代表や執行部を名乗る方々は、代表権限がもうありません」

と拒否。それどころか、党を解散して交付金を返納する考えだ。

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