2024年 5月 3日 (金)

維新の党、分裂劇が泥沼化 最後は「おカネ」を巡る争い?

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「なんとか維新の党を潰して、少しでも多くの額を国民の皆様にお返しできるよう努めます」

   維新の党の規約によると、党員には国会議員や地方議員、首長やそれらの立候補予定者で構成する「特別党員」、それ以外の「一般党員」で構成されている。そのうち、特別党員が最高議決機関にあたる党大会の議決権を持っている。つまり、党大会では国会議員も地方議員も1票の重さは同じになっている。橋下氏のツイートによると、「大阪組」の議員は10月24日に臨時党大会を開いて解散の決議を目指す。「大阪組」が特別党員に占める割合は高いため、党大会が開かれれば解散が決議される公算が大きい。橋下氏は、こういった経緯について、

「政党交付金は税金です。不要になった政党を潰し、支払いを終えて残った政党交付金を国民の皆様にお返しする。本来の維新スピリットとはこういうことです。大阪維新の会の代表として、なんとか維新の党を潰して、少しでも多くの額を国民の皆様にお返しできるよう努めます。本当に申し訳ありませんでした」

などと理解を求めた。

   一方の柿沢氏は、この党大会を「なんちゃって党大会」だとして、

「配下の国会議員が通帳と印鑑をガメて大阪本部に立て籠もる『守銭奴』ぶりが報じられてしまったので、口とは裏腹の実態がバレて焦りがあるんだろうが、あなたはもう党員ですらないし、勝手に届出したら犯罪行為を構成しますよ」

と、大阪組を「守銭奴」と非難しながら、党解散の届け出は「犯罪行為を構成」するとけん制した。

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