2024年 5月 7日 (火)

韓国経済本当の崖っぷち? 14年製造業売上高は史上初のマイナス転落

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

輸出不振で「赤信号」点灯 デフレに陥る可能性も・・・

   じつは韓国経済は現状、「ひと息ついている」。韓国は2015年10月23日に、この7~9月期の実質GDP成長率を発表。前年同月比プラス2.6%で、前期(プラス2.2%)より上向き、年率ベースでもプラス5%と大きく上昇した。

   韓国経済に詳しい第一生命経済研究所の主席エコノミスト、西濱徹氏によると、「年明け以降の利下げの実施などを背景に、建設需要に底入れの動きが出ています。加えて、小売り・卸関連やIT関連などのサービス分野も生産が拡大。景気の押し上げにつながりました。足もとではMERS(中東呼吸器症候群)の影響が沈静化したことで、家計部門の景況感が改善。政府の景気刺激策もあって内需を押し上げ、企業も設備投資意欲も改善傾向にあります」としている。

   その半面、輸出は中国経済の減速に加えて、通貨ウォンは実効ベースで高止まりするなど、企業の価格競争力は後退したまま。そのため、実質GDP成長率も前期比ベースでは4四半期ぶりに減速に転じており、外需が韓国経済の足を引っ張っている状況は変わらない。

   西濱氏は、「中国とは一心同体の関係ですからね。外需を取り巻く環境が厳しいことを考えると、高い経済成長が続くとは考えづらく、まだこの先も一進一退の状況が続くでしょう」とみている。

   なかなか自力でデフレ懸念から抜け出すこともむずかしいようで、デフレに陥る可能性も否定していない。

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