2015年11月4日、声優の後藤邑子さん(40)が書いたブログが反響を呼び続けている。内容は2日に訃報が報じられた松来未祐さん(享年38)とのエピソードとメッセージだった。「半切れで笑いながら泣きました」「君が好きだと叫びたい!てゆうか何度も叫んだ!」と題されたそのブログでは、6月末に松来さんから突然連絡を受け、そこから闘病生活を送る彼女と励ましあった日々がつづられている。後藤さん自身、自己免疫疾患の持病から休養・入院生活を送った経験から、「一緒に泣きました。何で私達みたいに頑張ってる人間に来るんだろうなぁ。病気って本当に平等で嫌だなぁーって。最後の方は半切れで笑いながら泣きました」と病気に対して悔しい思いをあらわにしつつ、毎日1時間ほどラインをしていたこと、一時退院時に家へ訪問したことなど、密な交流と常に相手を楽しませようとする松来さんの様子に「彼女がどんどん好きになりました」と急速に仲良くなったことを明かしている。後藤さんが容態を見に行った数日後に松来さんは亡くなったといい、たった4か月間の個人的付き合いにもかかわらず整理がつかない、としんどい思いを吐露しながらも、「寂しいけど、短期間でも君に寄り添えたこと、ちょっとでも支えになれたであろう(?)ことを 私は自分の人生の中の自慢のひとつにして生きていくよ。そしてこれからも全力で君を褒めちぎるよ。覚悟しておくがいいよ」と松来さんへ愛のこもったメッセージを送った。このブログが公開されて以来、両方のファンから「後藤さんのブログが読めてよかったです、書いてくれてありがとう」「涙が止まらないけど、ファンにとってもずっと松来さんのことを好きだということは、これからも変わりません」と、多くのコメントが今も寄せられ続けている。約13年間務めたラジオも終了へ11月7日には、松来さんがパーソナリティとして約13年間参加してきたラジオ番組「有限会社 チェリーベル」(文化放送)の"営業終了"(放送終了)も発表された。同じくパーソナリティを務めていた櫻井孝宏さん(41)、鈴村健一さん(41)の2人は突然の最終回となったことを詫びつつ、「3人じゃないとチェリーベルじゃないんですよ」と、松来さんの存在の大切さをあらためて語り、これまで支えてくれたファンとスタッフ、そして松来さんへ感謝の気持ちを涙をこらえながらも伝えた。
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