2024年 5月 1日 (水)

「牛乳飲むと胃に膜できる」は本当か お酒の飲み方、8つの「真実」(前編)

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胃を守ってくれる納豆の驚異のパワー

   (3)酔いにくいツマミがある?

   アルコールの吸収を遅くし、代謝を助ける食べ物が体にいいツマミの基本だ。それには「タンパク質」「ビタミンB1」「食物繊維」の3つを豊富に摂りたい。

   タンパク質は体内でアミノ酸に変わる。アミノ酸は肝臓の解毒作用、アルコール代謝を促進する。タンパク質が豊富なのは、豚肉、牛肉、鶏肉などの肉類だが、脂肪が気になる人にオススメなのが大豆タンパクの「納豆」だ。

   納豆特有のネバネバ成分のムチンは、胃の壁の粘膜の成分と同じ。だから、アルコールのダメージを受けやすい胃を守るばかりか、肝臓、腎臓、胃腸の3つの大事な臓器の働きを高める凄いやつなのだ。ぜひ、「納豆キムチ」「厚揚げ納豆」「冷奴納豆」「納豆おろし」などをツマミに頼もう。ヤマイモ、オクラ、ナメコなどのネバネバにもムチンは含まれている。

   ビタミンB1は「疲労回復ミネラル」ともいわれ、糖分をエネルギーに変える大事な栄養素だが、アルコールが分解される時に大量に消費される。飲んだ翌朝、疲労感があるのはビタミンB1が不足しているから。飲んでいる最中からたくさん摂りたい。ビタミンB1が多いのは、豚肉、うなぎ、たらこ、ナッツ、ノリなどだ。その吸収をさらに高めるためには、ニンニクやタマネギに含まれているアリシンと一緒に摂ると効果的。ツマミに「豚肉・タマネギ・ピーマン炒め」などはいかが。

   食物繊維は、消化されることなく大腸まで届くため、チーズ同様、アルコールの吸収をゆるやかにする。だから、1杯目の前にぜひ食べておきたい。海藻サラダやワカメの酢の物、ヒジキ、きんぴら、切り干し大根、冷奴、枝豆といった素朴なツマミだ。

   (4)以降は、次回に続きます。

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