フジテレビ系「めざましテレビ」が番組内で紹介したSMAPに対するメッセージの中に、「縦読み」すると別の意味合いになるものが含まれていたとしてインターネット上で話題になっている。分裂・解散騒動に揺れるSMAPが2016年1月18日放送の同じくフジテレビ系「SMAP×SMAP」で生会見したことを受け、19日朝放送の「めざましテレビ」は、前夜からツイッターで会見の感想やSMAPへのメッセージを募集し、翌朝いくつかを紹介した。「は」「や」「く」「逃」...めざましテレビの公式ツイッターアカウントは18日深夜、「みなさん!SMAP×SMAPはご覧になりましたでしょうか?ここでみなさんからSMAPの生会見の感想やSMAPへのメッセージを募集します。『#めざましテレビ』を付けてツイートしてください。よろしくお願いいたします!」とアナウンス。19日の放送ではその中から10人以上のメッセージをピックアップし、女性アナウンサーがひとつひとつ丁寧に読み上げた。ネットで注目を集めたのは4番目に紹介された下記のツイートだ。はらはらしましたが、よかった!やっとご飯が食べられそうです!くじけそうになっても前に進む逃げずに前に進む姿勢に感動しました!ゲンカイまで前に進もう!てくてく前に進もう!一見するとSMAPに対するファンの温かなメッセージなのだが、視聴者は行の頭の文字をつなげると別のメッセージが浮かび上がる「縦読み」に気付いた。番組で表示されたツイートは「てくてく前に進もう」の部分が改行されていないが、実際のメッセージの冒頭を縦に読めば「はやく逃ゲて」。さらに、最後の行には5つの「!」があり、――「早く逃げて!!!!!」という意味になる。今回の騒動で、SMAPをこうした事態に追い込んだジャニーズ事務所にはファンらから批判の声が数多く上がっている。会見については「公開処刑」との声も上がっており、そんな事務所から早く去るべきという意味が感じ取れる。番組スタッフは気づいていたのか放送中、視聴者からは「『早く逃げて』の縦読みを放送www」「縦読みコメントは見事だ」「めざましテレビに縦読み仕込んだ奴マジGJ(編注:グッドジョブの意)」といった、投稿者を称賛する反応が続々とツイッター等に寄せられた。「めざまし」のスタッフが、この隠されたメッセージに気づいていたのかどうかは不明だが、中には「縦読み採用したのは現場スタッフのささやかな抵抗なんだろうなと思うと涙を禁じ得ない」「これがフジに残った最後の良心からの出来事だと信じたいわ。ま、縦読みなど気づかなかっただけだろうけどさ」と、一部スタッフやテレビ局が縦読みに気付いた上で採用したものとみる視聴者もいた。ちなみに縦読みメッセージをツイートした人物は「めざまし」の放送を見ていなかったようで、「うわ!なんだこれ!」「腹筋しながらてきとうにかいた縦読み使ったの!?」などとツイッターで反応している。
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