2024年 5月 6日 (月)

父親の7割、子どもは「理系に進んでほしい」 「文系」進学は後悔すべきことなのか

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理系は就職には有利だが、カネがかかる

   父親たちのこうした声にインターネットでは、

「適性より親の希望」
「理系といってもいろいろ。役にたたんもんもある」
「できる奴はどっちもできちゃうっていうよねwww」
「文系のほうが経営者は多いけど、彼らは文系と言っても理系でも通じるくらいのハイレベルな存在だ」

といった声が寄せられている。

   ただ、大学ジャーナリストの石渡嶺司氏は、2016年春の大学入試は、「傾向としては『文系の復活』でしょう。法学部や経済学部が人気でした」と、潮目が変わる兆しがあるとしている。

   「『理系は就職に強い』ということは確かですが、企業が求める技術職、研究職といわれる職種は学部卒よりも院生を求めています。4年卒は総合職での入社が多いのですが、そうなると研究に追われる理系学生よりも文系のほうが準備に時間がとれる分、有利と考えているようです」と説明する。

   ここ数年人気だった薬学や栄養学、医療・看護系は「資格がとれる」ことが人気の理由だったが、資格取得のハードルは低くない。それでなくとも、理系は学費が高い。専修学校とのダブルスクールや、結果的に6年在学しなければならないとなると、さらに学費がかさむことになる。

   相対的にカネのかからない文系のほうが親孝行だし、学生の売り手市場が続く中では、「理系」も「文系」も就職にはあまり影響しないということもあり、文系への揺り戻しが起きているようだ。

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