2024年 4月 25日 (木)

朝日新聞「徴兵制ならぬ徴介制」投書が波紋 「若者の介護労働」参加めぐり激論

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「制度が実現したとしても、受け入れる介護施設はほとんどない」

   「徴介制」に対しては、実際に介護関連の職に就いているというユーザーからも「現場はそんなに甘くない」などとして、専門知識のない若者に介護業務を強制することは現実的でないと指摘する声が上がっている。

「現場のスタッフの負担になるだけ。イキナリやって来た素人に介護なんて出来る訳ない」
「介護職やってる身としては、イヤイヤ来る人なんていらない」
「現場はそんなに甘くない。人手不足だからこそ、正しい知識をゆっくり与えることも儘ならない。介護はしたくないと、植え付ける結果になりかねない」

   さらに、東京都の介護施設で働く30代の男性は2016年3月8日、J-CASTニュースの取材に対し、「もし本当に制度化されるとすれば、現場は混乱するでしょう」と率直な心境を明かした。理由については、

「全く経験や知識がない若者が、介護の現場で『戦力』になるとは考え辛いです。加えて、何か起きた場合に責任の所在をどこに置くかという点も問題になるでしょう。もちろん、介護の現場を若い人に体験して貰うことの社会的意義は大きいと思いますが、制度が実現したとしても積極的に受け入れようとする介護施設はほとんどないでしょう」

と説明した。

   また、J-CASTニュースは3月8日、この投書を寄せた本人に対しても、彼女が役員をつとめている出版社を通じて、メールで取材を申し入れたが、担当者から、今回の件について回答することはできない、と返信があった。

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