2024年 5月 6日 (月)

脳が若返り認知症予防になる「新発見」 「4つの食材」と「そろばん」がすごい

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豆腐半丁、牛乳コップ1杯でOK

   久山町には、毎日しっかり4つの食材を摂る「健康賢者」がいる。85歳の稲田泰子さんだ。

   稲田さんは一人暮らしで、腰痛がある以外は特に体の不調はなし。健康の秘けつとして「おいしくて健康になるもの」を食べるのを心がけている。

   スタッフが来週の予定を聞いてみると、壁掛けのカレンダーには何も書かれていないのに、1週間のスケジュールがスラスラと口から出てきた。全部で15品書かれた買い物リストをスーパーの入り口前で渡し、メモを取らずに覚えて買ってきてもらうと、13品クリア。さらに医療現場で使われている認知力年齢テストを受けたところ、実年齢より13歳若い72歳相当という結果になった。

   そんな稲田さんのある1日の食事を見てみると、朝食はにんじん、さといも、しいたけ、玉ねぎ、長ねぎ、豆腐、わかめを入れたみそ汁に、大豆と一緒に炊いたご飯、ハムとキャベツのサラダ、デザートにきなことヨーグルトをかけたバナナというラインアップ。

   昼食はオリーブオイルでちくわとブロッコリーを炒めた料理と雑穀米、漬け物、お湯で溶かしたスキムミルク。間食にはチーズを食べ、夕食は甘鯛の煮付けときんぴらごぼうに、大豆ご飯、サラダ、漬け物だった。

   1週間分の食事を見ても、4つの食材をバランスよくたっぷり食べていて、特に大豆・大豆製品の1日の平均摂取量は、日本人の平均58.2グラムを大幅に上回る137.4グラム(豆腐半丁弱相当)。牛乳・乳製品も、日本人の平均120.8グラムを超える147.1グラム(コップ1杯相当)だった。

   さらに稲田さんは毎晩、そろばんで計算して家計簿をつけている。

遠藤先生「1日を思い出すことで記憶力がアップするし、計算することで神経活動を活発にする。一番いいのはそろばん。手を使って同時に計算をすると認知機能に対しての効果が高い。稲田さんは食生活がいいのと、家計簿をつける、そろばんを使っていることが総合的にいいのではないかと思います」

   稲田さんと同じ生活をすることで認知機能は若返るのか。最近物忘れに悩んでいる東京都在住の岩瀬絢子さん(74)が実践した。始める前に稲田さんと同じ認知力年齢テストを実施したところ、実年齢より10歳上の84歳相当というショッキングな結果だった。

   10日間4種類の食材をしっかり食べ、大豆・大豆製品と牛乳・乳製品は稲田さんの1日平均摂取量以上を毎日摂った。さらに毎晩そろばんを使って家計簿をつけたところ、10日間を終えた時点で、認知力年齢テストは81歳相当という結果に。3歳の若返りに成功した。

岩瀬さん「これだったら続けていけそうです。明日からも同じように取り組んでいってみます。(認知力年齢が)60歳から65歳まで頑張らなきゃ。10歳若返りたい」
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