2024年 4月 24日 (水)

舛添都知事「所信表明」に傍聴者あふれる 陳謝2分だけ、「居眠り」続出

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   東京都の舛添要一知事の政治資金をめぐる「公私混同」疑惑が浮上して以降、初となる都議会が2016年6月1日に始まった。舛添知事が所信表明演説の中で一連の騒動について陳謝した初日の本会議には、「異例」ともいえる数の傍聴希望者が集まった。

   J-CASTニュース記者は今回、報道陣に用意されたスペースではなく、一般の傍聴席から議会を観覧。「深くおわび申し上げたい」と謝罪の言葉を繰り返した舛添知事の演説を聞いた都民の「生」の反応を注視した。

  • 舛添知事は所信表明演説の中で一連の騒動について言及した(東京都議会公式サイトの動画より)
    舛添知事は所信表明演説の中で一連の騒動について言及した(東京都議会公式サイトの動画より)
  • 一般傍聴券の配布には100人を超える希望者が集まった
    一般傍聴券の配布には100人を超える希望者が集まった
  • 議会への入場を待つ人が列を作った
    議会への入場を待つ人が列を作った
  • 舛添知事は所信表明演説の中で一連の騒動について言及した(東京都議会公式サイトの動画より)
  • 一般傍聴券の配布には100人を超える希望者が集まった
  • 議会への入場を待つ人が列を作った

190枚の整理券が10分でなくなる「異例の事態」

   記者が議事堂に到着したのは11時50分ごろ。一般傍聴券の配布は12時から先着順で行われたが、すでに受付前には100人以上の男女が長蛇の列を作っていた。受付前に用意されたスペースでは希望者が収まりきらず、列は廊下まで伸びていた。

   都議会局総務課の担当者によれば、190枚用意された一般傍聴券は、配布開始から10分ほどで全てなくなった。また、一般傍聴券が全て配布されるのは「初めてではないが、かなり珍しいケース」だという。傍聴希望者は朝9時頃から集まっていたといい、こうした事態は「これまでにはなかった」とも続けた。

   傍聴券を入手できなかった希望者も少なくなかったようで、受付を担当していた職員は「議事堂内にあるモニターで中継します」と繰り返し説明していた。また、議場の外に設置された「見学コース」から、窓ガラス越しに中の様子を窺う人の姿も目立った。

   議会の開会前、議場の2階部分に設けられた一般席に集まった傍聴者に記者が話を聞くと、「議会を傍聴するのは初めて」「舛添さんの話を直接聞きに来た」との回答が目立った。記者は10人以上の傍聴者に話を聞いたが、これまでに都議会を傍聴したことがあると答えた人はゼロだった。

   開会の13時直前となり、舛添知事が議場入りすると、集まった報道陣は一斉にカメラのフラッシュを焚いた。新聞記者やテレビ局のカメラクルーが慌ただしく動き出す一方で、一般傍聴席は少しざわついた程度。大きな声を上げる傍聴者は1人もいなかった。

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