2024年 4月 25日 (木)

便秘を放置すると死ぬかもしれないってホント?

特に脳卒中による死亡リスクが高くなる

   本藏氏らのチームは、宮城県大崎保健所の管内に住む国民健康保険に加入している40~79歳の住民から、調査時点でがんや循環器疾患にかかったことのない男女4万5112人を対象に選び、約13年間追跡調査した。対象者全員に排便の頻度について質問をし、「1日1回以上」「2~3日に1回」「4日に1回以下」の3つのグループに分けた。

   期間中に2018人が循環器疾患で死亡した。対象者には生活習慣や日ごろのストレスなどを尋ねており、年齢や性別に加え、それらの要素も考慮に入れながら排便頻度と死亡リスクの関連を分析すると、次のことがわかった。

   (1)循環器疾患の死亡リスクは、排便頻度が少なくなる(便秘の度合いが増す)につれて高くなった。

   (2)その割合は「1日1回以上」の人に比べ、「2~3日に1回」の人は1.21倍、「4日に1回以下」の人は1.39倍になった。

   (3)特に脳卒中による死亡リスクが高くなり、「1日1回以上」の人に比べ、「2~3日に1回」の人は1.29倍、「4日に1回以下」の人は1.90倍と約2倍になった。

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