中国ではメディアよりもネットの『口コミ』情報が信頼される
「新浪」と「微博」の、2つの巨大なインターネットメディアを使って、日本での「爆買い」のようすを中国に住む家族や友人などに知らせる訪日中国人は少なくない。日本政府観光局(JNTO)によると、2015年の訪日中国人数は、499万人を超える。日本の観光や買い物、スポーツやエンターテイメントなどへの中国人の関心は高く、日本を訪れた中国人によってSNSなどを使って配信された情報が、訪日時の1.4兆円(旅行消費額)、1人あたり28万円もの「爆買い」につながっているとみる向きは少なくない。
新浪国際・日本グループの橘通頼社長は、「訪日中国人のうち、8割以上がSNSを使って(日本での観光や買い物などの)情報を発信しています」という。また、同社市場開発本部の田中里枝部長は、「中国ではメディアの情報よりも、インターネットの『口コミ』や『拡散』による情報のほうが信頼される傾向にあります」と話し、中国人は、日本を訪れるときに「買い物リスト」を作成することで知られるが、その情報収集に「新浪」「微博」などが使われているという。
同社は16年7月をめどに、「微博」の新メニューとして、訪日中国人に対して、いまいる日本の場所の情報が取れるエリアターゲティングの技術を利用した「日本エリア配信サービス」を開始する予定だ。