トヨタ自動車は2016年6月29日、ハイブリッド車(HV)「プリウス」などの7車種計155万2509台(2009年3月23日~2015年2月24日製造)のリコールを国土交通省に届け出て発表した。トヨタがリコールを発表したのは、「プリウス」「プリウスα」「レクサスCT200h」などの7車種だ。蒸発ガス排出抑制装置の燃料タンクに形状不適切な部分が見つかり、亀裂が入って燃料漏れを起こす恐れがあるとしてリコールに踏み切った。国内で155万2509台、海外を含めるとその数は286万8000台に及ぶ。車内に破片が飛び散る恐れも7車種のうち、「プリウス」「プリウスPHV」「レクサスCT200h」の3車種計74万3080台(海外込みで143.4万台)については、この発表に先立ち、別の理由(カーテンシールドエアバッグ用ガス封入式インフレータパイプという部分の製造が不適切だったため、溶接部に亀裂が入る恐れ)のため、リコールを届け出て発表していた(同29日)。トヨタによると、リコールの対象車に死亡やけが、火災の事故は確認されていないという(6月20日時点)。それでもツイッターには、「トヨタまたリコールか...」「まさか自分のクルマまでも...やばいじゃん...また近くのトヨタの店へ行かないとあれか...」などと書き込む人が現れた。自動車会社の問題発覚はこれまでにも...今年は、他の自動車会社もトラブルを起こしている。三菱自動車が4月20日、スズキが5月18日に、国が定めた「惰行法」と異なる方法で一部の車種の燃費データを測定していたと発表した。こうしたこともあってか、ツイッターには、「お?次はトヨタでエアバッグのリコールですか(笑)」「側面エアバッグの不具合も同時にリコール...多重リコールを同時発表、タイミングを図ったのかな?それにしてもどうなっているの日本車のクオリティーは」という声も寄せられている。