赤色や黄色は心拍数を高め、脳を刺激する
研究チームのアシール・アルアシュ博士は「学生たちは、淡い色の方が落ち着くので学習環境にふさわしいと言っていましたが、少し落ち着かないくらいの方が集中力は高まるようです。赤色と黄色の部屋の成績が良かったのは、鮮やかな色によって神経が刺激され覚せいしたと考えられます。勉強を退屈と感じる子どもであればなおのこと、部屋を赤色にして、頭を刺激すべきでしょう」と語っている。
過去の研究でも、リラックス効果がある青色や緑色に比べ、赤色や黄色は神経系統を刺激し、血圧や心拍数を高め、脳を興奮状態にすることがわかっている。