2021年 9月 20日 (月)

【男と女の相談室】発達障害は大人でも発症する 「部屋を片付けられない人」はご注意

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   仕事に集中できない、かと思うと仕事に没頭しすぎてやめられない、計画が立てられない、思わずキレて部下を怒鳴る、予定を忘れてすっぽかし取引先から大目玉......。仕事の場でこんな経験があるアナタ、ひょっとしたら、オトナの「注意欠陥多動性障害(ADHD)」の心配がある。

   ADHDは、子どもに特有の発達障害で、成人すると消えると思われてきたが、最近の研究で、大人になってから発症するタイプがあることがわかった。自覚症状がないオトナのADHDが増えているのだ。

  • 散らかしたまま片づけられない…(写真は本文と関係ありません)
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新型の注意欠陥多動性障害

   ADHDは12歳未満の子どもに多い。多動性(落ち着きがない、しゃべりすぎる)、衝動性(すぐカッとなる、じっとしていることができない)、不注意(うっかりミスが多い、忘れ物をよくする)が特徴だ。授業中に席を立ち、教室中を歩き回ることが多い。原因は不明で、子どもの3~5%が発症し、男4対女1の割合で男子に多い。小学校の入学前に発見され、中学校に進学する12~13歳頃には大半の子どもの症状が収まると思われてきた。しかし、それ以後も症状がある人が多いことがわかった。

   2015年12月に米ジョージ・ワシントン大学が発表した研究によると、ADHDの米国の患者数は21世紀の最初の10年間で43%も増加、2011年には10代の若者全体の12%がADHDと診断された。女子の増加率が55%と甚だしく、男子の40%増を大きく上回った。女子の場合は、男子のような攻撃的になる例が少なく見過ごされてきたが、ADHDに関する知識が進んで、問題行動を起こす若者をADHDと診断するケースが増えたため、とみられる。

   一方、これとは別に大人になってから新たにADHDを発症する人が増えているという研究を2016年5月、英ロンドン大学が発表した。18~19歳の2000組以上の双子を対象に、全員と会って診察した結果、合計166人(約4.2%)がADHDと診断された。しかし、うち68%は子どもの時にどの検査でもADHDと診断されたことがなかったという。親たちに確認しても同様の結果だったため、小児期のADHDが持続するケースとは別に、成人になってから発症する新しいタイプのADHDがあることがわかった。

   研究チームによると、この遅発型のADHDは次の特徴を持つという。

   (1)小児期のADHDは男子の発症が女子より多いが、遅発型は男女ほぼ同数に発症する。小児期型は遺伝の要因が高いが、遅発型は遺伝との関連が薄い。

   (2)遅発型は小児期型に比べ、不安神経症やうつ症状、アルコール依存症になるリスクが高く、症状がより深刻。

   (3)成人後もADHDの人は、小児期型が持続しているケースはむしろ少数派で、成人後に発症した遅発型の人が多数派。

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