2024年 5月 2日 (木)

天皇陛下、2015年に続き「深い反省」表明 参列者から退場時に「万歳!」

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式典には安倍首相も参列

   また、最後の段落では、15年は

「ここに過去を顧み、さきの大戦に対する深い反省と共に、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願い」

だった部分が

「ここに過去を顧み、深い反省と共に、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願い」

となり、「深い反省」の対象が明示されない形になった。

   式典には天皇皇后両陛下、安倍晋三首相、101歳から5歳までの遺族ら計6263人が参列し、日中戦争と第二次世界大戦で犠牲になった約310万人を追悼した。

   天皇陛下の「お言葉」全文は以下のとおり。

「本日、『戦没者を追悼し平和を祈念する日』に当たり、全国戦没者追悼式に臨み、さきの大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。終戦以来既に71年、国民のたゆみない努力により、今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが、苦難に満ちた往時をしのぶとき、感慨は今なお尽きることがありません。ここに過去を顧み、深い反省と共に、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願い、全国民と共に、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります」
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