2024年 4月 26日 (金)

西濃運輸が開発した社員教育ゲーム 「SEINO QUEST」仰天の中身

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「マイナス」の人事評価に使うことはない

   そうしたなか、インターネットには、

「何かいいじゃん。ひと息ついたときとかにやればwww」

との好意的に受けとめている声や、

「これって業務時間中にゲームしてもいいってことなのかな?」
「なんだか運転中にゲームしてそうで怖いわw」
「そんなアプリつくってる費用があるなら、送料安くしてよ」

などと否定的な声。さらにはこのゲームアプリが昇給や昇進といった人事評価の材料に使われるとの情報に、

「社長救えんかったらボーナスなしなwww」
「スマホゲームしてることを把握して給料に反映するって大丈夫か、この会社w」

などと、盛り上がっている。

   セイノーHDは、「ゲームアプリは研修用ではありますが、これがすべてではありません。これまで通り、集合研修なども行います。業務知識などの向上策として、研修のプラスアルファの部分として考えています」と説明。このゲームをやらなかったことや、ゲームで「社長を救出できない」ことになっても、「罰則もありません」という。

   人事評価についても、「具体的なことはなにも決まっていません」としたうえで、「マイナス評価に使うことはありません。たとえば、同じ評価の社員がいた場合に、達成度を勘案して加点するようなことを考えていきたいです」と話す。

   オリジナルの社員研修用ゲームの開発・研究などを手がける産業能率大学総合研究所によると、「研修用ゲームは、最近多くの企業が開発を進めています。ドリルやクイズなどを用いて、eラーニングの技術にゲーム感覚を取り入れたものです。ふだんから手にとりやすい『教材』としてスマホが着目されており、そこにおもしろさや興味を引きつけるゲームを取り入れた研修に、学習効果が期待されています。ただ、スマホのゲームアプリとして実用化した企業はまだ少ないと思います」と話す。

   セイノーHDによると、「多くの問い合わせが寄せられています」としているが、今のところ外部に販売する予定はないという。

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