2018年 12月 19日 (水)

高樹沙耶「医療大麻」主張の裏の顔 逮捕前のテレビ出演とのギャップ

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   大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕された、元女優の高樹沙耶(本名・益戸育江)容疑者(53)。自宅から見つかった乾燥大麻は「自分のものではない」と容疑を否認している一方、同居の男性が所持を認めたと報じられている。

   高樹容疑者と男性は、かねてから医療目的での大麻使用を認めるよう訴えてきたが、男性が個人の嗜好のために大麻を所持していたとしたら、これまでの主張も色あせてしまう。

  • 参院選で医療大麻の合法化を訴えた(2016年7月撮影)
    参院選で医療大麻の合法化を訴えた(2016年7月撮影)

大麻の栽培「法律がありますから、それはない」

   複数の報道によると、2016年10月25日に逮捕された高樹容疑者の沖縄県石垣島の自宅で、乾燥大麻数十グラムのほか、パイプや巻紙も見つかり、大麻を使用した疑いも出ている。容疑を認めたとされるのは、同居人の森山繁成容疑者(58)だ。

   2人は、ほかの男性2人の同居人とともに、同年10月7日放送のテレビ番組「爆報!THEフライデー」(TBS系)で、共同生活の様子が報じられた。かつて女優として活躍していた高樹容疑者が、2012年の週刊誌報道をきっかけに「大麻女優」のレッテルを張られ、仕事を失いながらも大麻に対する信念を曲げない生き方を貫く女性として紹介されている。

   興味深いシーンが、いくつかあった。例えば、高樹容疑者が自宅庭の植物を世話する場面で、大麻を栽培しているかを問われて「法律がありますから、それはないです」と明言した。また、居間で森山容疑者がパイプに火をつけた際に、「これはタバコ。大麻ではないです」と笑った。

   インタビューでは、「自分自身で大麻草がどういうものなのか、何でみんな調べようとしないのと思うんです」と語気を強めた。ロープや服、麻の実を見ても大麻は日本の産業や文化、生活に密着しており、世界の医療の現場でも活用されていると指摘。「私たちに役立つものなら、ちゃんと国にもう一度検証していただいて使えばいいんじゃない」と話した。

   では、個人の嗜好目的についてはどうなのか。高樹容疑者は、番組内では明確に答えなかったが、2012年7月14日付の自身のブログで、過去の経験についてこう書いていた(現在は削除)。

「正直申し上げます、私の海外の経験で知りました。18歳ぐらいに初めて知り、時おり食べたり吸引しましたが、しっかり税金も払い普通の社会生活もしてきました」

18歳以下で始めると中毒のリスクは4~7倍

   大麻についてはたびたび、タバコや酒と比べ依存性が低いという議論が起こる。ただし厚生労働省は、世界保健機関(WHO)の報告書を根拠に「記憶への影響、学習能力の悪化、知覚の変化、人格喪失などを引き起こすほか、使用を止めても依存性が残るなどとされています」と注意を呼び掛けている。

   米国立薬物乱用研究所(NIDA)のウェブサイトには、大麻の中毒性についての解説が掲載されている。なかでも、18歳以下で大麻を始めた人の場合、依存や中毒につながるような使い方をするリスクが4~7倍になると注意している。

   日本では大麻の所持、譲渡、許可のない栽培は取締りの対象だが、「使用」は法規制の対象外となっている。しかし、体に有害というのが厚労省の立場だ。めまいやおう吐、平衡感覚障害等が起こる危険性や、記憶力・認知能力の減退、人格障害や依存症を起こす恐れがあると警鐘を鳴らしている。

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