2024年 5月 5日 (日)

5年間FXで負け続けた男がたどり着いた秘策がある! その意外な手法とは・・・

提供:インヴァスト証券

スワップ金利に注目、「コツコツ投資」も試したけれど・・・

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   とはいえ、FXで大きく儲けを出せるのは相場が動いたタイミングだ。もちろん、その分のリスクは高まるが、トレンドが出ている時期であれば予測も立てやすい。高山さんも、トレンドが出てから「流れに乗る」戦法をとっていた。

   しかし、流れができてから乗るのでは「遅い」のがFX。さらに勤勉なサラリーマンである高山さんは、本業が忙しく、なかなか相場の流れに乗ることができないでいた。気づいた時にはトレンドを逃すどころか、損切りや利益確定のタイミングをも逃してしまい、それが損失につながってしまった。

   その一方で、多くの個人投資家がドル円の通貨ペアで取引しているFXだが、最近はオーストラリア・ドルやトルコ・リラ、南アフリカ・ランドなど、さまざまな通貨ペアが登場。これらの通貨は日本円に比べて通貨自体の金利が高いことから、売買だけでなく「スワップ」と呼ばれる金利収入でコツコツと利益を上げることができる。

   高山さんにも、為替相場のアグレッシブな値動きに疲れ切っていた時期があり、高金利通貨を保有し続ける「コツコツ投資」を実行したことがある。ところが、それも大幅な相場の変動でスワップ金利を超える損失を抱えてしまった。

   どうにか勝ちたいといろいろと試してはみたものの、高山さんはちょっと儲けては大きくやられるといった状況を繰り返していた。そうなるとFX投資も疲れるばかり。

   一生懸命に勉強して為替動向を読んだとしても、急激な騰落は誰にも予測ができないし、仮に予測が当たったとしても、最大限の利益を引き出すことは難しい。わずかなことが勝負の「分かれ目」になってしまう、為替相場はまさに「生きもの」なのだ。

   悩んでいた高山さんに、大学時代の友人でFX投資に熱心な先輩は、「為替相場に立ち向かうには、取引をするうえで決めたルールを守り続ける『強い心』と、ルールを相場にあわせて切り替える『判断力』が必要なんだよ」と、得意げにアドバイスしたという。

   一見、矛盾するこの2つを実行できるかが重要であることは、高山さん自身も十分に理解している。しかし、それは経験豊富なFX投資家でも難しく、まして初心者ならばなおさらのこと。

   「わかってはいるけど身に付かないんですよ」という高山さんの訴えはなんとも切実だ。

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