「明石焼」はB級グルメか B-1グランプリの「B」意味が変わっていた

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   アツアツを頬張れば、出汁の優しい香りと新鮮なタコの風味が口中に広がる明石焼。タコの名産地として知られる兵庫県明石市の名物で、地元住民からは「玉子焼」と呼ばれている。

   この明石焼が、ご当地グルメを通したまちおこしの祭典「B-1グランプリスペシャル」で1位を獲得したことが、ネット上で「熱い」議論を巻き起こしている。「そもそも明石焼はB級グルメなのか」。そんな指摘から浮かび上がる、主催団体との「行き違い」とは。

  • 明石焼レベルに「熱い」議論(写真はイメージ)
    明石焼レベルに「熱い」議論(写真はイメージ)

「B級グルメの日本一を決めているイベント」ではない

   実は、B-1グランプリの主催団体「愛Bリーグ」は「B-1グランプリはいわゆるB級グルメとは関係ありません」と公式サイトに明記している。

   同団体によると、B-1グランプリは「まちおこしイベント」であり、その目的は「地域独特のご当地グルメを活用し、地域をPRすること」。ネーミングとは異なり、「B級グルメの日本一を決めているイベント」ではないという。

   公式サイトによると、B-1グランプリは06年、「B級ご当地グルメの祭典 B-1グランプリ」という名前でスタートした。しかし、12年の第7回大会を最後に、当初のコンセプトに沿う形でBを「ブランド」のBとして再定義し、「B-1グランプリ」へ名称変更した。

   ただ、こうした主催団体側の認識が、広く共有されているとは言い難い。16年は通常の大会に代わって「B-1グランプリスペシャル」(12月3日、4日開催)という形で開かれた。参加団体の提供するご当地グルメを食べる仕組みは同じだが、来場者の投票先は参加団体ではなく「行きたいまち・住みたいまち・応援したいまち」。今回1位に輝いたのは兵庫県明石市だった。

   明石市からは「あかし玉子焼ひろめ隊」が参加。卵と和風出汁、小麦粉で作った生地の中に茹でたタコの身を入れて焼く、明石焼(玉子焼)をPRしていた。

   本来であれば、大会の順位は自治体名で伝えられなければならない。しかし、マスコミ報道は「B-1グランプリスペシャル 明石の玉子焼が優勝」(12月4日付け神戸新聞電子版)、「『あかし玉子焼ひろめ隊』がB-1グランプリ1位に」(12月5日付けサンケイスポーツ電子版)と参加団体やご当地グルメの名前を見出しに取って伝えた。

   また、ネットでも

「明石焼きはB級グルメじゃない」
「明石焼きってB級グルメなの...?」
「明石焼きってB級グルメの認識なかった」

との声が多く、主催団体との「行き違い」がみられる。

   地元では数百円で食べられる明石焼だが、いわゆる「B級グルメ」に含まれないことが多く、ネットユーザーの指摘もあながち間違いではない。

   ただ、主催団体の見解に照らし合わせると、明石焼が「B級グルメ」か否かは無関係になる。

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