2024年 5月 6日 (月)

歯の手入れをサボると命の危険 歯周病菌が全身巡り悪事を働く

寝る前の「緑茶うがい」がお勧め

   ジンジバリス菌は空気が嫌いで、歯のすき間などに隠れ、歯ぐきを侵食して歯周ポケットをつくる。歯ぐきの根元には血管が通っているが、そこに穴をあけて中に入る。こうしてジンジバリス菌が血液に乗って全身に回っていくのだ。

   日本大学特任教授・落合邦康氏は、歯周病菌が増えているサインとして(1)歯ぐきが腫れる、(2)毎回歯ブラシで出血、(3)急に口が臭くなった、(4)口がよく乾燥する、の4点を挙げた。だ液には口内環境を正常に保つ働きがあり、分泌量が減ると悪玉菌が繁殖しやすくなる。

   予防には歯みがきが大前提だが、それだけでは歯周病菌を取り除けない。歯間ブラシや糸ようじを使って少なくとも週に1度は歯の掃除をするのが大切だ。半年から1年に1度は、歯科で検診を受けよう。

   落合教授が提案するのは「緑茶うがい」だ。粉末にした緑茶をスプーン山盛り1杯、100ミリリットルの水またはぬるま湯に溶かしてうがいをする。相当濃いが、飲んでも構わない。カテキンの抗菌効果が悪玉菌の繁殖を抑えるのだ。落合教授は、就寝前に歯を磨いた後でのうがいを勧める。

麻木さん「夜なら、ちょっと歯が緑でも(笑)」
落合教授「緑茶のカテキンは、歯に着色することはほとんどありません」
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