年末恒例の同人誌即売会「コミックマーケット」が東京・有明の「東京国際展示場」(東京ビッグサイト)で開幕した。初日となった2016年12月29日、会場の最寄り駅「国際展示場」には大勢の来場者が殺到。りんかい線は公式ツイッターアカウントで「みんなルールを守って怪我のないようにね!」と呼びかけた。過去には「エッチな紙袋」と「異臭」問題が話題にりんかい線の公式アカウントは12月29日、駅はもう、コミケ会場だと思う。と書かれたポスターをツイッターに投稿し、マナーの遵守を来場者に呼びかけた。ポスターには、他にも「列にしっかりと並ぶべし!」「分散乗車を心得よ!」「車内の中まで進むべし!」といったアドバイスが見られる。こうした呼びかけがなされるのには、ワケがある。コミックマーケットの来場者が多数に上ることもひとつだが、これまでにりんかい線の乗車マナー以外にもさまざまな「迷惑行為」が指摘されているのだ。たとえば、「紙袋のデザイン」。ここ数年、会場で配布される紙袋は過激なデザインが増えている。そうした紙袋を来場者が肩に掛けて会場外を歩きまわるため、「目のやり場に困る」というのだ。ネット上では「コミケのエッチな紙袋問題」として、たびたび議論になっていた。また、来場者がまき散らす「異臭」も問題視されていた。とりわけ夏のコミックマーケットでは、来場者の汗の臭いがりんかい線の車内に充満。乗り合わせた客から、悲鳴が上がっていた。その強烈さは、J-CASTニュースも「汗とモナカとおにぎりが混じったような臭い」(13年8月12日付け記事)、「『蟹の酢漬』のような臭い」(16年8月12日付け記事)と報じている。なお、ツイッターを見る限り、16年冬のコミックマーケット1日目は、大きなトラブルも無く終了したようだ。運営団体の「コミックマーケット準備会」の公式ツイッターアカウントは29日夕、「コミックマーケットでは深夜来場は認めておりません。絶対に深夜来場をしないようにお願いします。すみやかにお帰り下さい」と呼びかけている。
記事に戻る