菅官房長官「トランプ政権と基本的価値を共有」 罵倒会見には「発言控えたい」

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   菅義偉官房長官は2017年1月13日午後の定例記者会見で、米国の政権が8年ぶりに民主党から共和党に移行することについて、「基本的な価値を共有することは変わらない」と述べた。オバマ政権に引き続いてトランプ政権とも「自由民主主義、基本的人権の尊重、法の支配」といった価値を共有しているとの見解を示した形だ。日米同盟についても「さらに確固たるものにしていきたいと考えている」と述べた。

   一方で、同日午前の会見では、トランプ次期大統領が当選後初めて行った記者会見でメディアとの敵対姿勢を先鋭化させたことについて「コメントは控えたい」と述べるにとどめた。

  • 定例会見に臨む菅義偉官房長官
    定例会見に臨む菅義偉官房長官

日米同盟は「さらに確固たるものに」

   菅氏は会見で、

「自由民主主義、基本的人権の尊重、法の支配、こうした基本的な価値を共有することは変わっておらず、民主党から共和党に変わっても、そうした基本的な部分については変わらないだろう」

と述べた。16年の外交青書では、米国の他に日本と「基本的価値観」や「普遍的価値観」を共有しているとされているのは、モンゴル、台湾、オーストラリア、ニュージーランド、インドネシア、インド、EU諸国などで、必ずしも多くはない。15年3月には、外務省の韓国紹介ページや外交青書から「基本的価値を共有」という文言が消えたとして波紋を呼んだ。日本政府がトランプ政権でも、こういった「基本的な価値」を共有することを表明した形で、菅氏は

「政府としては、次期トランプ政権との間でも揺るぎのない日米同盟をさらに確固たるものにしていきたいと考えている。現在の日米の絆というものをいっそう強化していきたい」

とも述べた。

「世界にはいろんな国があるんじゃないでしょうか」

   一方で、菅氏は1月13日午前の会見で、メディアとの対決姿勢が先鋭化したトランプ氏の会見について

「一国の指導者の記者会見に対する姿勢として、長官は日本政府のスポークスマンという立場でもあるが、こうした会見への印象はどうか」

と問われたが、

「他の国の内政に関わることなので、政府としてコメントは控えたいと思う」

とコメントを避けた。「SNSなどで一方的に自分の意見を主張するというスタイル」についても、

「それぞれ内政に関わることなので、発言は控えたい。世界にはいろんな国があるんじゃないでしょうか?日本みたいに1日2回も会見する国もありますし、まったくしない国もありますから。そこは内政上なんでしょうから、政府としてコメントすることは控えたいと思います」

と話すにとどめた。

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