2018年 12月 11日 (火)

ホンダ・シビック、「走りにこだわる」層に響くか 「まるでアメ車」と失望の声も

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   ホンダは今2017年夏、「シビック」シリーズを日本市場に6年ぶりに再投入する。千葉・幕張メッセで1月中旬に開かれた「東京オートサロン2017」の場で明らかにされた。世界的に人気が高いものの、日本では販売されていないことから、待望久しいシビックだけに、かつての人気車を復活させ、国内販売のてこ入れを図る考えだ。

   今夏の投入が予定されているのは、広い室内空間と力強い走りへのこだわりが評価されて、最も優れた車に贈られる「北米カー・オブ・ザ・イヤー」を2016年に受賞したシビックセダンに加え、5ドアのシビックハッチバック、スポーツ性能を高めたシビックタイプRの3タイプ。

  • 人気車復活で、てこ入れなるか(ホンダHPより)
    人気車復活で、てこ入れなるか(ホンダHPより)

ハッチバックとタイプRは英国で生産して日本に輸入

   シビックセダンは埼玉県寄居町の工場で生産し、ハッチバックとタイプRは英国で生産して日本に輸入するという。国内での価格や販売目標は明らかにされなかった。

   シビックは1972年に誕生し、これまでに世界で累計約2400万台を販売している。ホンダの後継モデルがある乗用車の中では、最も古いブランドの一つ。欧米や中国などアジアでも展開しており、ホンダがグローバルな自動車メーカーへと成長するきっかけとなった。

   国内でも人気だったが、燃費性能や実用性の高い軽自動車やミニバンが台頭してきたため、限定販売を除くと2011年に国内販売を終了した。それは、ホンダが軽自動車やミニバンに力を入れていることを示している。このため、走りにこだわる自動車ファンは国内外のライバルメーカーに流れたとされ、この層を取り戻そうというのが今回のシビック復活というわけだ。

「ホンダらしさ」を具現化したとの指摘も

   発売するセダンとハッチバックのパワートレインには力強い走りと優れた燃費性能を両立し、さらに高出力となった1.5リットル直噴VTECターボエンジンを搭載。古いホンダファンがイメージする、いわゆる「ホンダらしさ」を具現化したとの指摘も出ている。東京オートサロンで記者会見した日本本部長の寺谷公良執行役員は「シビックシリーズを所有し、操る喜びを感じてもらいたい」と訴えた。

   シビック国内復活のニュースに対し、ネット上には「日本再発売、うれしいね」と歓迎する声もあることはあるが、少数だ。コメントの多くはホンダに対して厳しく、「昔のイメージと違ってゴツゴツしている」「でかい」「シビックはいつの間にか高級車になってしまった」「違う名前で売った方が売れると思う」「まるでアメ車」「シビックという名の別の車」といったものが並ぶ。満を持しての国内再投入。シビックファンの心をどこまでつかめるか。

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