2024年 5月 6日 (月)

素手は平気で顔なら死ぬ毒などあるのか 北朝鮮が正男氏「死因」に反発

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毒物の揮発性が高ければ実行犯も被害受ける

   毒物の揮発性が高ければ、正男氏が吸い込んで死亡する一方で、皮膚にはその痕跡は残りにくい。ただ、これでは実行犯や周辺の人も被害を受ける可能性は高い。

   この医師は、

「もし完全に新しい化合物が作り出されたり、すでに存在するものを組み合わせて毒物が生成されていたりしたとすれば、警察は痕跡を見つけるのが難しいだろう」

と話したという。

   この点は北朝鮮側も指摘している。朝鮮中央通信はマレーシア側の対応を非難する記事を2月23日に配信。マレーシア側の対応の矛盾点を指摘する中で、

「さらに、とてつもないのは殺人容疑者が陳述したという『手のひらに搾り落とした油のような液体を頭に塗ってやった』ので死者が毒殺されたというが、手につけた女性は生きており、それを塗られた人は死ぬというそのような毒薬がどこにあるかということである」

と主張している。

   マレーシアの中国紙などによると、マレーシア警察は捜査員をマカオに派遣し、現地の国際刑事警察機構(ICPO)担当官と協力して正男氏の遺族からDNAサンプルを採取する計画だ。仮にサンプルが採取できれば、少なくとも正男氏の医学的な身元確認作業は進展することになる。

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