「かっこつけてんじゃねえよ!」 太田光、村上春樹批判の徹底ぶり

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   「爆笑問題」の太田光さん(51)が2017年2月23日放送のNHKの番組「クローズアップ現代+」で、作家の村上春樹さん(68)の作品について「サービス精神がなさ過ぎ」などとこき下ろしたとして話題になっている。

   太田さんは「村上春樹アンチ」として知られ、度々メディアで批判を繰り返してきた。実は、村上さんの作品や、「ハルキスト」と呼ばれるファンを好ましく思わない人は意外に多く、急先鋒の太田さんの発言を放送したNHKに対し、「よくぞ出演させてくれた!」といった感謝の声も出ている。

  • 村上氏の作品に「全然分かんなかったんだけど、俺」
    村上氏の作品に「全然分かんなかったんだけど、俺」

「読者に対するサービス精神がなさすぎる」

   前作から4年ぶり、複数巻にまたがる長編小説としては7年ぶりとなる村上さんの小説「騎士団長殺し」(全2巻)が2月24日に発売された。新潮社は発売前に重版し、計130万部を用意するなど既に大ベストセラーになることが決まっている。

   23日夜放送の「クローズアップ現代+」では村上さんの特集を組んだ。発売開始を待つ「ハルキスト」の行列を映し、目を輝かせながら「買ったら徹夜で読みます」という女性のインタビューや、発売が待てないとし本の内容を空想して議論する集団、パロディー作品を作る人たちの紹介などが行われた。そうした中で、冒頭に登場したのが太田さんだった。

   太田さんは「かっこつけてんじゃねえよ!」と村上作品について語り出した。サンドイッチを作ってビールで流し込む、そんな描写ばかりが目立ち、登場人物が「こんな日本人いるかよ」と思ってしまう、と語った。後半に再度登場した時には、「1Q84」(2009年刊)を指さしてこう言い放った。

「分かる?これ。全然分かんなかったんだけど、俺。『なんじゃこりゃ!?』って思ったよ」

そして、この本を支持する人たちの感覚には付いて行けない、として

「もうちょっと分からせてよ、というか、あまりにも読者に対するサービス精神がなさすぎる」

と批判した。

   番組では、ネットなどを中心に「村上作品ラブ」フィーバーにもの申す人たちが結構増えていると説明し、「ハルキスト」とアンチの大論争が繰り広げられていると説明した。ちなみに、「1Q84」1巻のアマゾンレビューには416件の投稿があり、最高評価の☆5つは143件、最低の☆1つは56件だ。

「みんな思ってたことを大々的に言うクロ現と太田すげえ笑」

   実は太田さん、もともとは村上さんのファンだった。しかし、大ヒット作「ノルウェイの森」(1987年刊行)以降は「クソつまらなくなった」とし、メディアで村上さん批判を度々繰り返してきた。

   2013年4月30日放送のラジオ番組「爆笑問題カーボーイ」では、村上さんの作品は「中身がゼロ」で、村上作品が候補に選ばれる「ノーベル文学賞なんてクソ」とまで言い放った。相方の田中裕二さんとの会話では、「ハルキスト」について、

「人気を支えているのは、ファッションとして読む人たち」

と明言した。そうした経緯から太田さんはアンチ代表として番組に出演したわけで、ツイッターでは太田さんの発言を評価する声と、太田さんの発言を放送したNHKに対する感謝の声が目立っていて、

「今やってるクロ現は爆笑太田の村上春樹dis からはじまる。みんな思ってたことを大々的に言うクロ現と太田すげえ笑」
「ああ、良かった。村上春樹がダメなのがコンプレックスだったけど、太田光氏もダメだったんだね」
「感想は近い。実は読み切ったことはない。初期作品を見て、日本の文字で書いてあるが、日本語として理解できなかったからだ」

などが書き込まれている。

   一方で、今回の太田さんに対する「ハルキスト」たちの反発はあまりない。太田さんが何を言うのか予想できたことと、これまでのアンチたちとの対立から「達観」の境地に入っているからなのかもしれない。

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