2024年 3月 19日 (火)

期待の若手壊滅のマラソン男子 激怒の瀬古をネットではなじる声も

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   世界陸上選手権ロンドン大会(2017年8月)の代表をかけた最後の選考レース「びわ湖毎日マラソン」が3月5日に行われたが、期待の若手がつぎつぎと脱落、壊滅状態となった。

   日本陸上競技連盟(陸連)の長距離・マラソン強化戦略プロジェクトリーダー・瀬古利彦氏(60)から出た言葉は「大喝です」だったが......。

  • 男子マラソンの将来は(写真はイメージ)
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日本人1位の佐々木「何の達成感もない」

   若手の期待の一角が箱根駅伝3連覇中の青山学院大学の選手たちだった。同大の原晋監督は3連覇の後、次は東京五輪にむけてマラソン選手を育てたいとマラソン挑戦に積極的な発言をしていた。しかし、「びわ湖毎日」にはエース、一色恭志(22)が出場したが、途中棄権に終わった。先の東京マラソンでも同大の下田裕太(20)がエントリーしていたが、故障で欠場した。

   学生によるマラソン挑戦はもともと厳しいとの指摘は昔からある。ツイッターでも「さすがに大学生でマラソンの距離走れるランナーは数える程しかいないのでは」との声もあがった。

   結局、「びわ湖毎日」で日本人1位(全体4位)になったのは、佐々木悟。レース後「何の達成感もない。嬉しくない」と笑顔はなかった。記録は2時間10分10秒。途中、腹痛にも襲われて失速し、世界陸上の選考基準である「2時間7分0秒」にも遠く及ばなかった。リオデジャネイロ五輪日本人最高の16位だった佐々木は、31歳にして日本人トップだった。

   このレースで一色と同様に期待されていたのが実業団の宮脇千博(25)と村澤明伸(25)。宮脇はトヨタ自動車の中心メンバーとして実業団の大会で活躍中。村澤は高校駅伝の名門、佐久長聖から東海大に進み、エースとして活躍、卒業後も将来を嘱望されていた。しかし、2人とも30キロ以降大ブレーキ。先頭集団から離され、宮脇は2時間16分51秒で全体25位、村澤は2時間17分51秒で同28位に終わった。

   瀬古氏はレース後「我々の期待する走りではなかった。(好コンディションだったため)これで走れなかったら厳しい。2時間8分台が2人くらい出ると思っていたからショックが大きい。裏切られたような感じ。張本(勲)さんの『サンデーモーニング』だったら大喝です」と不満を露わにした。その上で、東京五輪も見据え「あれだけ(若手が)ボロボロになるということは練習が足りない。マラソンは急には強くならない」と注文をつけた。

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