2019年 11月 12日 (火)

就活生と企業、「非通知電話」のすれ違い どっちが非常識なのか

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   夜10時にベッドの上で震えだすスマートフォン、発信者は「非通知」、おそるおそる電話に出ると、面接を受けた企業の人事担当者が選考通過を知らせてきた――。こんな経験に思わずうなずいてしまう人は多いだろう。就職活動中の学生なら尚更だ。

   しかし今、この非通知の電話をめぐって、ある情報サイトの記事をきっかけに議論が巻き起こっている。「企業が個人に非通知で電話をかけるのは非常識極まりない」という批判も少なくない。行為の良し悪しはさて置き、なぜ企業は就職試験応募者に非通知の電話をかけるのか。専門家に聞いた。

  • もし発信者が「非通知」だったら…(画像はイメージ)
    もし発信者が「非通知」だったら…(画像はイメージ)

深夜に非通知の電話がかかってくると...

   議論に火をつけたのは、2017年3月8日に「NIKKEI STYLE」が公開した「電話は嫌い、非通知出ない 人事も驚く今どきの就活生」だ。

   「見知らぬ大人との電話コミュニケーション」に戸惑う就活生の姿を描いた同記事。注目は、「『非通知』の電話には出ないという学生が少なくない」という就活サイト運営会社のコメントだ。

   小説「あの子が欲しい」の作者・朝比奈あすかさんは同サイトの取材に、「非通知での電話連絡は、できるかぎり情報を開示せず人を採りたい、という採用側の傲慢さが出ている」と憤る。

   ツイッターでも

「企業が個人に非通知で電話をかける方が非常識極まりない」
「あまりにも身勝手」
「時代と意識の変化に追いつけてない」

との反応が相次ぎ、非通知の電話に対する反感が高まっている。

   確かに、企業は就活生に選考結果を伝える際、非通知の電話をかけることが多い。しかも、企業の人員的な問題で、そうした電話が夜遅くになることも珍しくない。

   一方、学生が電話を使う機会はめっきり減っている。LINEやFacebookメッセンジャーといったアプリが浸透し、よほど親しい関係の人でないと電話連絡しなくなった。非通知の電話となれば、対応のハードルが跳ね上がるのは間違いなく、「せめて電話番号だけでも知らせてほしい」と悩む就活生も多いだろう。

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