脚本家の北川悦吏子さん(55)がまたツイッターで物議を醸している。2018年春のNHK連続テレビ小説の原作・脚本を担当することになり、ヒロインが1971年生まれの設定のため、その人たちはどんな感性を持ち生活をしているのか教えてほしい、と質問を連投したため、「プロとしてプライドはないのか」「嘘つかれたらどうする?」といった批判が起きることになった。北川さんといえば2010年4月、ツイッターをよく知らないのにも関わらず、ツイッターを題材にしたドラマの脚本を担当して批判され、それに反論したため「大炎上」に発展した。それを覚えている人たちからは、「いまだにツイッターの使い方を知らないようだ」とため息が漏れている。「みなさんの、バブルの象徴を教えてください。今、そこ書いてます!」2018年4月から放送されるのは北川さんのオリジナル作品「半分、青い。」。ヒロインは1971年生まれで北川さんと同じ岐阜県出身。病気で左耳を失聴し、それを乗り越え漫画家になるため、バブル期の東京に上京するというストーリーだ。北川さんは2017年3月4日から13日まで、1971年頃に生まれた人に対しツイッターで質問しまくっている。「すみません、怒られるかもしれない、と言った舌の根も乾かぬうちに、また質問です。(だって、どうしたってツイッターで聞くのが一番早い!!)」「これは、すごく楽しい質問。『いかすバンド天国』ってありましたよね?!その中で、推しバンド教えてください!!」「あの時代といえば、『ねるとん紅鯨団』私の中では、これもバブルの象徴。みなさんの、バブルの象徴を教えてください。今、そこ書いてます!」などといったもので、北川さんのファンは、「北川さんの脚本大好きなので、こんな形で参加できて嬉しいです!1971年の生まれでよかった(笑)!」「朝ドラぜっーたいに観ます!北川先生のドラマは必ず。また質問どんどん聞いちゃって下さい!」などと大喜びし、質問に対するリプライを続けている。一方で、プロの作家のこうしたリサーチに対し疑問の声も上がり、「自分で調べずに質問ばかりしてる人って嫌われる。そういう輩は質問に答えても調子に乗ってまた次々質問するし、キレそうになる」「プロとしてプライドはないのか」「ネットの情報の正確性を問題にする側のTV番組製作者の人は、どうやってTwitterから得た情報が正しいと判断するのだろう」などといった意見がツイッターや掲示板に出ている。「幸せなコール&レスポンスが、続きますように」そうした中で再び思い起こされることになったのが2010年4月の「大炎上」だ。当時の騒動は、フジテレビ系ドラマ「素直になれなくて」の原作・脚本を担当した北川さんが、放送前にツイッターの初心者だとブログで語ったことが発端。ドラマの内容は、ツイッターが男女の出会いのきっかけとして冒頭で使われ、「出会い系サイトではない」などといった批判を浴びた。北川さんのブログ投稿の後、ネット上では、ツイッター初心者がツイッターを題材にしたドラマが書けるのか、と疑問の声が噴出した。北川さんは「執筆前になぜリサーチしないの?」などといった批判に応戦し、「器械やシステムを使いこなすことが、エライ、と思うってのバカみたい」「私はリサーチしないよ。極力。しても一回。なぜなら、想像の翼を折るから。覚えておいて。こういう人もいることも」(10年4月19日)などとつぶやいたため荒れに荒れることになった。その後、北川さんは問題のツイートを削除し、リプライできないようにアクセスをブロックした。当時を知っている人たちは今回の北川さんのツイッターでのリサーチについて、「さんざっぱら炎上しましたからねえこの人...今のこの状況も逆の意味でイタいというか、やっぱりこの人いまいちTwitterの使い方わかってないんじゃないかという感じ」「過去にTwitterで炎上を起こした人が、ドラマを作るにあたって懲りもせずTwitterを用いてる時点でやばい匂いがプンプンする」などといったことをツイッターや掲示板に書き込んでいる。北川さんは、こうした批判に対して、3月12日深夜、「さきほど、ツイッターのニュースになったようで、びびった私は、一瞬、ツイートに鍵かけました。また、開いたわけですが。この、私たちの幸せなコール&レスポンスが、続きますように・・・。と祈ります。サンキュー♪」と投稿した。ただ、批判に反論するようなつぶやきは13日夕までしていない。
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