瞬間接着剤は軍手で扱うと危ない やけどの危険、ストッキング補修も 

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   軍手で瞬間接着剤を扱うことは、やけどの可能性があり「大変危険です」――。接着剤メーカーのセメダインがツイッターに寄せたこんな注意喚起が、インターネット上で大きな注目を集めている。

   手や指に薬剤がつくことを嫌って、瞬間接着剤の使用時に軍手をはめるという人は多いだろう。実際、今回のセメダインの注意喚起を受け、ツイッターには「まったく知らなかった」と驚く声が相次いでいる。

  • 軍手で瞬間接着剤を扱ってはいけないワケ(wikimedia commonsより)
    軍手で瞬間接着剤を扱ってはいけないワケ(wikimedia commonsより)

化学反応が急激に促進され、解けた衣服が皮膚にくっつくことも

   瞬間接着剤と軍手の「相性の悪さ」が注目を集めるきっかけとなったのは、あるツイッターユーザーが2017年3月13日に投稿したツイートだ。この投稿者は、軍手をはめて瞬間接着剤を使用していた際に、

「軍手に接着剤が着いた瞬間、超高熱を感じて火傷しそうになった!」

という体験を報告。その上で、「焦ったわ~。 なにこの不思議な現象」との感想もつづっていた。

   このツイートに反応したのが、セメダインの公式ツイッターアカウントだった。同社は翌14日に、

「瞬間接着剤は、繊維に染み込むと、化学反応が急激に促進され火傷をするほどの高熱を発します。お怪我はなかったでしょうか」

と説明するリプライ(返信)を投稿。その上で、「軍手など染み込みやすい材料にこぼされますと大変危険です」として、ポリエチレン製のゴム手袋を使用するように注意を呼びかけていた。

   セメダイン社はその後も注意を呼び掛けるツイートを投稿しており、発熱だけでなく発煙が起きるケースもあると指摘。また、衣服に瞬間接着剤が付着して発熱した場合は、熱で溶けた衣服が皮膚にくっつく危険もあるとして、

「無理矢理はがすと火傷した皮膚ごと剥がれて大変危険なので、水や氷で十分冷やしてから病院に行きましょう」

とも呼び掛けた。

   一連の投稿を受け、ツイッターやネット掲示板には「普通に軍手使ってた」「熱が出るなんて知らなかった」といった驚きの反応が殺到。そのほか、

「わたしも瞬間接着剤で火傷したことある」
    「ジーンズにこぼして火傷しそうになった事ある」
    「全く同じことをこの前経験した。瞬間接着剤が出てこないから袋の部分ちょっと切って手につかないように軍手つけてやったら死にそうになった」

といった実体験を投稿するユーザーも複数出ていた。

素材によっては100度近い高温に

   だが一体なぜ、瞬間接着剤が衣類に付着すると高熱を発するのだろうか。その仕組みについて、セメダインの広告宣伝グループの担当者は3月15日のJ-CASTニュースの取材に、

「瞬間接着剤が衣類などに付着した場合、繊維に染みこんで液剤の表面積が急激に拡大します。表面積が拡大した分、液剤が固まる化学反応が急激に促進されるため、高熱が発生するのです」

と説明。続けて、こうした現象が起きるのは、水分に反応して硬化する瞬間接着剤に特有の現象とも付け加えた。

   また、東亞合成が販売する「アロンアルフア」の公式サイトでも、「危険な使い方」の具体例として、

(1)軍手をはめて使用すること
(2)布やティッシュなどに大量に液剤を染みこませること

の2点を指摘。その上で、衣類に付着した場合も素材によっては100度近い高温を発する場合があるとして、注意して使用するように呼びかけていた。

   なお、上述したセメダインの広報担当者は、とくに危険性の高い使用例の一つとして、

「伝線したナイロン製のストッキングを補修するために瞬間接着剤を使う人がいますが、発熱の可能性が高く大変危険ですので止めて欲しい」

と注意を呼び掛けていた。

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