豊胸手術を受けてがんを発症 米FDA、データ分析しリスク報告

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   米食品医薬品局(FDA)は2017年3月21日、豊胸手術を受けたことで、リンパ節に発生するがんのひとつ「ALK陽性未分化大細胞リンパ腫(ALCL)」を発症したと考えられる患者が2011年以降で350人、すでに死亡が9人、それぞれ確認されていると発表した。

  • 日本で豊胸手術はあまり一般的ではないようだが(画像はイメージ)
    日本で豊胸手術はあまり一般的ではないようだが(画像はイメージ)

インプラントの種類でリスクに差か

   FDAによると豊胸手術とALCLの関係が初めて指摘されたのは2011年だったが、当時は症例のデータ数が少なかったため、本当に豊胸手術がリスク要因となっているかは判断できず、これまでデータの収集と分析に取り組んでいたという。

   発表時までに把握できたデータをもとにすると、「豊胸手術を受けた女性」と「豊胸手術を受けていない女性」では、わずかに前者のALCL発症リスクが高くなっている。また、乳房に挿入するインプラントは表面が滑らかなタイプと、ザラつきのあるテクスチャー付き表面タイプがあるが、テクスチャー付きを移植した場合の発症率が高いことも確認された。

   ただし、このデータはまだ十分な検証を経ておらずその数も不足しているため、FDAは最終報告や警告ではなく「調査中のリポートの経過報告」としており、痛みや腫れがある場合を除き、特に自覚的な症状がない人が予防のために乳房インプラントの除去をするのは推奨しないという。

   また、豊胸手術を受ける前に、使用するインプラントのメーカーが発表している情報や注意報告などをよく読み、利点とリスクについて医師と話し合うよう呼びかけている。

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